第53話
え…?私、今なにされた?
状況に理解ができずしばらく呆然する。
「キっ、キスされた…よね?」
そうわかった瞬間に顔に熱が集まる。
まって、今絶対顔赤い。
ぱたぱたと扇いでいると、柊が部屋に戻ってきた。
「ふふっ、顔赤いけど、どうかした?」
「っ!なっ、なんでもない」
絶対からかってきてる!
冷静になれ、こいつは私を監禁してきたやつだよ!
「もしかして、ああゆうの慣れてなかった?」
「うっ、うるさい!もう出てって!」
私が無理やり部屋から出そうとすると、私の頭をなでて、「かわいいね、薫」と耳元で囁いて出て行った。
あまりの衝撃で、囁かれた方の耳を押さえたまま地べたにぺたんと座り込んだ。
「あぁ、もう!気が狂う!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます