第Ⅰ章 第13話

「愛織の言う通りだよ」

そう話したのは、愛織さんと同じクラスの篠原静流さん。アヴァロン所属の一年生で、二つ名は《閃光の騎士》と呼ばれている。


「それは本当ですの?」

私は愛織さんに聞いた。


「うん、本当だよ、雪菜。その子の二つ名は《天賦の策士》て呼ばれている子なの」

愛織さんはそう答えた。


「その子のお名前をお聞きしても構いませんこと?」

私は愛織さんにそう聞いた。


「うん、良いよ。名前は四宮蒼葉って子なの。


丁度、午後、一年生達は実践するし、その際、紹介してあげるけれど、紹介しようか?雪菜」

愛織さんはそう聞いた。


「本当ですの?紹介して頂けるのなら紹介して頂けませんこと?」

私は愛織さんにそう聞いた。


「うん、良いよ」

愛織さんはそう答えた。


「後は、天羽姉妹と天海姉妹、それと一ノ瀬さんを入れたら?


天羽姉妹と天海姉妹と一ノ瀬さんも腕は大分良いし、刹那と愛星、胡桃は私や優凜、優結と同じ二年生の中では腕は良いんだしさ」

そう言ったのは鈴楓様だった。


「確かにそうですわね」

私はそう答えた。


「あれ、でも、この天羽女学院には、北欧騎士団と言う生徒会の面々で構成された騎士団が存在していた筈ですわよね?」

私は、そう聞いた。


天羽女学院には、北欧騎士団と言う名前の騎士団が存在している。


その騎士団は、天羽女学院の生徒会で構築されているとしか知らない。

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