第6話

「よっし！決まり！そうと決まれば早く帰ろう、な？」


そう言ってさらに雫の顔に近づいた


「と、冬夜…」


ますます目を丸くさせて頬が赤くなっていく



「クスッ…可愛い、雫」



ギリギリまで近づいて、ボソッと呟く


その言葉に体ごと後ろに反らせて口をポカンと開けた




今の俺には雫だけがいればいいんだ



他の女の子なんていらないのに―――――

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