第3話
ハァ…なんでこんなことに―――
自分が一番悪いのはわかってる
だけど雫だってはっきりイヤだって言えば、こんなにお互いが嫌な気分になることもなかった
なんで俺達…葉月ちゃんに振り回されてんの?
子供だと思っていた葉月ちゃんの積極さに
正直、戸惑うばかり
不意に葉月ちゃんを見ればジッとこっちを見つめていた
俺と目が合うと、特に慌てる様子もなく、やっぱりニッコリと微笑む
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