第21話
「五十鈴ちゃああああん!!!!」
あれから、1週間経った昼下がり。
毎日のように私の元に来ては『五十鈴ちゃん今日も可愛い』だの『シャンプー変えた?いい匂いだね』という変態発言をしていく。いい加減にしてほしいと思いつつも、少し気を緩ませてしまっているのは彼が私を無理矢理犯すような人ではないと分かっているからなのか。
不思議だ。
「……また来たのか、お前」
「ふふふふふふ、五十鈴ちゃん、ほら」
腕を広げて、何かを待っている荒田。
「?」
「さあ、俺の胸はいつでも君のために空いてるからね!ほら、ウェルカム!!!」
「行かねえよ!!!!!」
「ふふふふふ、罵倒する五十鈴ちゃん、世界一可愛い」
―――…だけど、ストーカー気質なこの男は世界一キモいです。
End.
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