第53話
そんな美紅を見て、
「物凄く大切なはずなのに……結局、どっちに転んでも俺は、美紅を泣かせてしまうんだな」
彼女の涙を見ているのが辛くて、右京は思わず目を逸らす。
「右京くんも一緒じゃなきゃ、やだ……」
そして、そんな彼女の涙声で、
「……っ」
今まで保てていた右京の理性は簡単に崩れ去る。
「美紅……出来る限りゆっくり動くけど……辛かったら、ちゃんと言ってくれよ」
右京がパジャマ代わりに
「あ……」
それは、いつか絶対に村田に返そうと思っていたあの個包装で。
心のどこかでは、やっぱり美紅とそうなりたいと考えていた右京は、それを今日はポケットにしまい込んでいたのだ。
恥ずかしそうに目を逸らす美紅の前で、右京は自らも服を脱ぎ捨て、
「美紅も……汚れるから、全部脱ごうか」
半裸の状態の彼女から、優しく服を剥ぎ取っていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます