クリスマスの計画


「……絋、一体何時間寝たら気が済むんだ?」

「起きとんの食べる時だけちゃうか?」

「へー、こいつそんな寝てんのか」

「……うるさい…」

「あ、起きたみたいっすよ!」


3人の声が頭の上から聞こえて、あたしは目を擦りながら顔を上げた。


「あれ、要がいる……」

「お前、俺がわざわざ迎えに来てやったのに、寝てるとはいい度胸だな?」

「え……、もう放課後?」


あたしの言葉を聞いた途端、呆れた顔で一斉にため息をつかれた。


「絋、寝すぎや!時間もったないわ!」

「………ん…」

「言ってるそばから目を瞑るんじゃねえ!もう行くぞ!早く帰る支度しやがれ」

「……分かったよ」


要に怒られて、しぶしぶ机の横に掛けてあった鞄を取った。

その様子を見ていた喜壱と明は、女の子相手にそんな横暴な態度で大丈夫なのかと、あたしを心配しておろおろしている。

けれどあたしは全く動じずに立ち上がり、二人にひらひらと手を振った。

「バイバイ」と告げて、教室を出る。



倉庫に着くと、まず俊の突進をくらって、その後由樹から飲み物をもらうという、いつものお決まりパターンで迎えられた。要はだるそうに、欠伸をしながら自分のソファに行って横になった。


自分も結局寝るんじゃん。

そうか、眠くてイライラしてたのか。

それはまぁほんのちょっとだけ、申し訳なかった。

心の中でだけで、ごめんと思っておいた。


あたしがソファで由樹から貰った飲み物を飲んでいると、総がちょうど、大きい音でドアを開けた。


「仁さん!!」


騒がしく入ってきた総に、仁はピクッと眉間に皺を寄せた。

総は真っ先に仁の前に来て、息を整えながら言った。


「仁さん!クリスマス暴走、紅龍もやるんだって!!紅龍に会えるかもしんねぇ!」


……!!

ま、また吹きそうになっちゃったよ…。今度はギリギリでなんとか堪えたけど。


そっと仁を盗み見すると、驚く様子もなく、変わらない態度のままだった。


「……知ってる」

「え……?」

「総、ごめんね。その情報、総に言うの忘れてたよ。ほら総、最近赤点採ったせいで、ここ早く出て帰って仕事してたよね?総がいない時にそれ、もう話したんだよ」

「なんだよ、知ってたのかよ。そうだよなー、由樹が知らねえはずねぇもんな。んじゃ、紅龍がどの辺来るか、とかは分かんねえの?」

「うん。さすが頂点トップなだけあって紅龍の情報の秘密は厳重なんだよ。だから予測しか出来ない」


良かった。分からなくて。鉢合わせさたら、絶対バレる。


あたしは影で、安堵の息を誰にも気付かれないように漏らした。


「仁さん!もし会ったら、どうする?」

「……総、そんなの決まってるじゃん」


嬉しそうな顔で興奮する総に、俊が総の背中をポンと叩く。


決まってる、って。まさかケンカするとか、言わないよね?


あたしは気になる答えに、少しだけ不安になって息を呑み、耳を傾けた。


「………“桜龍”の居場所とやめた理由を聞く」


…………え…?


仁は静かに、低い声でそう言った。眼に強い力を込めて。


あたしの、こと?


「やっぱな。仁ずっと知りたがってたもんな」


俊は、得意気に言った。


「ま、そりゃ俺たちも同じだ」


寝ていると思ってたのに、ちゃっかり聞いていたらしい要は、当然のように会話に加わる。


居場所と理由か。どっちも簡単に答えられないな。

あたしは、目を伏せた。


「……絋ちゃん、心配しなくて大丈夫だよ?」

「え?」

「紅龍は、紫鬼みたいな族と違って、筋がちゃんと通ってるから。怖がらなくて大丈夫だよ」


あたしの様子をみて気遣ってか、由樹がにこ、と笑顔を向けた。


心配してくれてる…?あたし、また勘違いさせちゃったみたいだね。


「絋、紅龍は、理由なしにケンカ売るような族じゃないから、会ってもケンカにはなんないし、不安に思う必要ないよ!」


俊も、こっちを見て笑顔で言った。


……うん。知ってるよ。あたしが一番よく分かってる。


紅龍は敢えて言うなら、紛れもない“正統派”

勝手に自分達の力を振り回す族と訳が違う。

紅龍が相手にするのは、仲間に手を出した奴。

理不尽な行為をする族。

誰かを“守る”ためにしか、ケンカはしない。

意味のないケンカはしない。

それを、紅龍のメンバーは全員ちゃんと分かってる。

総長やってたあたしが保証してもいい。


あたしは苦笑しながら、「そっか、じゃあ安心だね」と答えた。それを聞いて由樹も俊も他のみんなも嬉しそうな顔をした気がする。


あたしのところから離れ、またみんなで話を始めていた。クリスマス暴走のことや紅龍の話。それに混ざろうとは思わなかった。墓穴を掘ったら困るっていう理由もあったけど……紅龍の話をしている時のみんなは心無しか、いつもよりずっといい表情で。憧れのような尊敬のような熱い眼差しを露にしているのが見て分かる。



そこまで紅龍を認めてくれていること、嬉しかった。こんな遠くの場所でも、紅龍の意志を分かってくれていること、嬉しかった。だけど反面、あたしの存在がその期待を裏切ることになるんじゃないかと不安になる。


あの時と同じように。期待や尊敬は強い分裏切れた時の衝撃は大きく、簡単に失望と憎悪へと変わる。


みんなの眩しすぎるくらいの生き生きした顔で話す姿を見ていると、嬉しいような苦しいような複雑な心境になる。


なんだか息苦しくて見ていられず、そっとソファから立ち上がった。

誰にも気付かれないよう気配を消して、部屋から出る。通路を歩いて下っぱの人達が集まる広い空間に行くと、下っぱの何人かはあたしに気付き、にこっと笑って頭を下げてきた。軽く頭を下げ返して、さらに外を目指して進むと、ふあっと懐かしい匂いがあたしを包んだ。


「あ、絋さん!!」

「……健?」


呼ばれた方を振り向くと、さっき感じた同じ匂いが強く鼻を刺激した。


「あれ?1人ですか?」


首を傾けて聞く健を、思わず凝視した。


「健、何その格好……」


いつもの優しい笑顔は変わらない。

変わらないけど、健の今の姿は服が黒く所々汚れていて、顔にもたくさん黒なのか灰なのかよく分からない汚れがついていた。


「あー、すいません。こんな汚い格好で。それに臭いですよね。ちょっとあれをいじってて…」


そう言って健が指さした方へ顔を向けると、作業途中なのか少し分解されている白い大きなバイクが目に入った。


「健のバイク…?」

「はい!兄貴からもらったやつで結構大切に使ってたんですけど…。最近調子悪いんですよ」


バイクを見つめる健は笑っていた。だけど、その顔はあたしには悲しそうな表情にみえた。


「クリスマスはこいつじゃ無理かもしれないです」


と、ゆっくりバイクに近付き手をハンドルに添えて、眉を下げた笑顔をあたしに向けた。健の側に行き、一緒にバイクを見る。



「ヒロさんは分かってないっす!!」


────ああ、そういえば紅龍にいた頃にもあったな。


「何が分かってないって?仕方ねえだろ。壊れたもんは」

「まだ直せますよ!コイツは俺の女みたいなもんですから!簡単に手放せません!!」

「あのな…、それじゃあ暴走中に急に止まったらどうする気だ?サツや他の族だっているんだぞ。お前、置いてかれてえのか?」

「でも!このじゃじゃ馬馴れるまで時間かかったし、コイツとずっとやってきたんです。これで走りたいんです!」

「今回は諦めろ」

「まーまーヒロさん。こいつの気持ち、ヒロさんもやってみれば分かると思いますよ?」

「そーだヒロさん!ヒロさん器用だし、いじるの俺より上手いかもしれないっす!教えるんでやってみて下さい!!」

「………は?」

「じゃあ俺も手伝うな?あ、ヒロさん、はい。軍手どうぞ」

「え……、ちょっと……は?」


……そう、その時無駄にいろいろ語られて、吹き込まれたっけ。


「……絋さん…?」


あたしは無意識に思い出し笑いをしていたらしく、気付いたら健が不思議そうな顔で覗き込んでいた。


「……ねえ健、これあたしがやってみてもいい?」

「これって、俺のバイク、ですか?」

「うん」


ちょうど足下にあった軍手を拾い上げ、はめてみる。

油の匂いがした。


「ひ、絋さん!汚れますよ!?それに……」

「大丈夫。昔いろいろ教えてもらったことあるから」

「へ?」


キョトンとする健を背に、あたしは健のバイクをいじり始めた。


「……絋さん、そんなやり方初めて見ますけど…。え、ここで繋がるんすか。は!?え!?ええ???」

「あー…、そういえばこれ自己流だって言ってた気がする」

「え゛!?誰のですか!??」

「…………忘れた」

「そんなっ!!思い出して下さいよ!」


答えられるわけないだろ。


さっきから目を輝かせて作業を覗き込んでくる健に、少しやりにくさを感じながらも続けること数十分。


「絋さん!完璧ですよ、これ!!」


健、楽しそうだな……。

嬉しそうにバイクを動かす健を見てると、純粋に役に立てて良かったと思った。数分動かした後、バイクを元のあった車庫の位置に止め、あたしの所へと戻ってきた。


「本当にありがとうございます!それにしても絋さんがバイクいじれるなんて吃驚しましたよ。そうか!絋さんの家はバイク屋なんですね!?今度また良かったらよろしくお願いします!」

「え、ちが……」

「あ、その軍手臭かったですよねっ。すみません!えっと……このタオル綺麗ですから使って下さい。あっちに水道あるんで案内します」

「あ………うん」

「ついてきて下さい!」


なんか健の中であたしの家がバイク屋ってことで納得されてるみたいだけど。


「絋さん、早くー!」


……ま、いいか。

水道場への案内も、手を洗う間も、興奮してるのか健はいつもより忙しく口を動かす。もちろん、あたしは口を挟む暇もなく。ただ話を相槌しながら聞いているだけ。

健がこんなに話すのはきっと、健も同じ人種だからなんだろうな。紅龍にいたあいつらと変わらない、単なるバイク好きと言うか。


紅龍は50人前後しかいないし下っぱなんてのはなくて、幹部じゃなくても総長だったあたしとは隔たりなく普通に絡んでいた。

だからその内にいろいろな知識を無駄に教え込まれることが多かった。

あいつらあたしより年上のくせに幹部以外は全員敬語を使って…。妙なところで律儀な奴らだったな。


水道の蛇口を捻り、水を止めて健から借りたタオルで手を拭いた。


「タオルありがとう。洗って返した方がいい?」

「いえっ。そのままでいいですよ!」


健はあたしからタオルを受け取って、はにかんで笑って見せた。

外の水道場は倉庫の裏に行く途中にあって影になっているから、健に教えてもらわなきゃ多分気が付かなかったと思う。


ドタドタドタ……


……………?


「なんか中が騒がしいですね」

「うん。どうしたんだろう?」


倉庫の周りにそって歩き、表に戻って来ると、ちょうど仁が外に出てくるのが見えた。下っぱ達に何かを話しかけて、顔を険しくさせている。

何かあったのかな?


「絋さん、行ってみましょう」

「そうだね」


あたしと健は、後ろ姿で電話を耳にあてている仁の所へ駆け寄った。


「……そうか。分かった。ああ。頼む」


深刻そうな低い声。

電話を切った後、頭を下げ片手を額に添えて深い溜め息をついていた。

背後から仁の服の裾をクイッと引っ張る。


「仁、何かあったの?」

「……」


顔を上げてあたしを見る仁は、暫くそのまま固まっていた。


あたしには何も話さないまま、握り締めていた携帯電話をまた耳にあて、一言「………戻ってこい」と言って携帯をポケットにしまった。

そして脱力でもしたかのように、その場にしゃがみ込んで、もう一度深い息を吐く。


「えっと……。」


あたしは訳が分からなくて、ただ茫然と仁を見下ろしていた。


「お前、何処にいた?」


顔を下に向けたまま、ゆっくりとした口調で言う。


「え、外にいたけど」


そう答えたあたしを目だけで見てきた。


「わあぁああ!!すいません、仁さん!絋さんは俺と一緒にいました!」

「………健!?」


何かに勘づいたのか隣にいた健が突然、九十度に頭を下げ始めて、必死に何度も謝っていた。

え、何で健が謝るの?


「健、お前は悪くねえ。頭下げるな」

「……仁さん…」

「いいから、戻れ」

「は、はい!」


あたしに一礼して、健は倉庫の中へと走って行ってしまった。


「仁……?」

「急に消えてんじゃねえよ」

「……え」


もしかして、部屋から何も言わずに出てったから、あたしを探してた…?

あたしのことを心配して、あんな顔していたの…?


「……ごめん」


あたしもしゃがみ込んで、仁に目線を合わせて言った。

仁は何も喋らないまま、顔を伏せていた。


「勝手にいなくなって、心配かけてごめんね」


仁は顔を上げなかったけど、いつもより小さな声で答えた。


「……いや。お前がいなくなったことに気付けなかった俺も悪い」


そう言った後、前髪をくしゃっと掻き上げ手を添えたまま、少しだけ顔を上げてあたしを見る。


………違うよ。あたしが自分から気配を消して出たんだから、気付ける訳ないじゃん。仁は悪くない。そう言うことが出来なくて、ごめん。


代わりに頭を精一杯ブンブン横に振って仁は悪くない、と否定した。


……迂濶すぎ。何やってんだろう、あたし。

あたしは今、普通の女の子として見られているんだった。あたしの行動一つでみんなに、仁に、心配をかけるってこと、すっかり忘れてた。これじゃ明日の理由もちゃんと考えないと、またみんなに心配かけちゃうよな…。


何も心配されないで、みんなに気付かれないよう1人で買い物できる方法……か。


「…………行くぞ」

「あ……、うん」


いつの間にか立っていた仁に手を差し出され、それに手を添えると、強く握って引っ張り立ち上がらせてくれた。そしてあたしに背を向けて倉庫の方へと歩く仁の背中を追って、倉庫の中へと戻った。


「絋ちゃん!良かった、見つかったんだね」

「ああ」

「あれ?由樹だけ?他のみんなは?」


いつもの部屋には由樹だけしかいなくなってて、そう言ったあたしに由樹はくすっと笑った。


「みんな、絋ちゃんがいなくなったことに気付いた瞬間、すごい速さでここから飛び出して行ったんだよ」

「……え」

「ね、仁?」


由樹が仁の方を見て笑いかけると、仁は短く舌打ちをして顔を逸らせた。その直後、ドタドタと騒々しい音が部屋の外から聞こえてきて、その音が段々近くなっていく。

……何の音?

振り向いた瞬間、勢いよくドアが開いた。


「絋っ!!」

「……はい」


荒い息を整えながら入ってきたのは、ここにいなかった要と俊と総だった。


「てめえ、どこにいたんだよ!勝手に出歩いてんじゃねえ!このアホ!!………ゴホッ、ゲホッ」


いや、咳き込むほどそんな叫ばなくても…。せめて呼吸が落ち着いてから言おうよ。


「絋ーっ!!良かった、無事帰ってきて!!」


俊は真っ先にギュウ、とあたしの腰に手を回して抱き、グリグリと頭を摺り寄せる。


「あー…、焦った…。ってオイ!俊、てめえ離れろ!!」

「やだ」

「絋!!俺の話、聞いてんのか!?ケホッ」

「……聞いてる」


3人とも、あたしのこと探しにいってくれたんだね。そんな息が乱れる程、必死になって。


「ありがと」

「……何笑ってんだよ。本当に分かってんのか?」


要はハァ、と息を吐いて気に食わなそうに顔を歪ませる。


「分かってるよ」

「な、絋いついなくなった?」

「え?」


埋めていた顔を上げ、俊は黒い大きな瞳であたしの顔を覗き込んできた。


「部屋を出たの、誰も気付かなかったんだ。………仁でさえも。普通分かるはずなんだけどな」

「え……っと、たまたまみんな話に夢中だったんじゃない…?」

「……そっか」


気付かなくて当然だよ。これでも一応、あの紅龍の総長だったから。気配を消して行動するくらい簡単に出来るんだよ。


「で、結局どこ行ってたんだ?」

「わっ!総、なにすんだよ!危ねえなっ!!」


総は俊の首根っこを掴んで後ろに引っ張り、あたしから引き剥がして言った。


「倉庫の外にいたよ?健と一緒に」

「なんだ。そんな近くにいたんだ」

「あー、すげえ無駄な体力使っちまった。俺寝る!」


一体どこまで探しに行ったんだろう…?

体を伸ばしながら、それぞれ定位置のソファーに座る。


「絋ちゃん、何か飲む?」

「ううん。大丈夫。……あ、そうだ。明日迎えに来なくていいよ、由樹」

「……?どうして?」


柔らかい笑顔で首を傾けながら由樹が言う。


「明日、用事があるからここに来れないから」

「用事?」

「うん」

「用事って何だよ?」


由樹と話してたはずなのに、ソファーに寝そべっている要が口を挟んできた。


「それ俺も着いていっちゃ駄目?」


隣のソファーでコーラを飲んでる俊まで。

やっぱり“用事”って言葉だけじゃ、簡単に納得してくれないよね。総は固まってるし、仁なんかこっち眉間に皺寄せて見てるし。下を向き小さくため息をついて、さっきから考えていたことを口に出す。


「明日、引っ越す前の家に帰る。だから、あたし一人で行く」


いい言い訳がなくて結局、実家に帰るっていう理由以外思い付かなかった。


「引っ越す前の家って……」

「ずっと遠く。電車で何時間も。だから心配いらないよ?電車長い時間乗ってるだけだし。向こうは地元だから危なくないよ」


ふーん、と納得するように考える顔をするみんな。総だけは少しだけ浮かない顔をしてたけど。


「……日曜には帰ってくるのか?」

「うん。帰ってくる」

「そうか」


短く返答した仁は、やっとあたしから視線を外した。


「じゃ絋ちゃん、明日駅まで送っていくよ」

「え……。大丈夫だよ。ほら、朝早いし」

「気にしないで。何時でも出せるから」


う゛………、そんな爽やかな笑顔で見られたら…………断れない…。


「……お願いします」


仕方ない。思ってた時間よりずっと早く家を出ることになるけど。


こうして、あたしは明日1日だけ、行動自由権を得た。




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桜龍 続 美那 @tsukiato

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