いつか自分に返ってくる。

『わたし』には、職場でのささやかな気晴らしがあった。
気の合わない誰かがお手洗いの個室に入っていると、手動スイッチで照明を消して立ち去るという。
しかし、センサーライトの導入によって、その気晴らしはできなくなってしまう。

照明がセンサーライトに替わったお手洗いの個室で、満足はしない代わりの気晴らしであるスマホいじりをする『わたし』。
そんな時、センサーライトの照明が落ちた。

それは、何かが切り替わった合図であったのか。
思いもよらないことが『わたし』に降りかかる。

思いもよらないこと。
考察しがいのあるその現象、ぜひ読んで楽しんでみてくださいませ。

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