汚ねぇ少年探偵ブラウン

君は、「少年探偵ブラウン」という児童向け小説を知っているか?

人間百科事典と称される天才少年ブラウンが、街で起こる謎に挑んでいく……という児童向け小説なんですが、出題編と解決編に別れた短編がいくつも入っており、本格的なミステリに始めて触れるためにはピッタリの作品です。

で、その形式を踏襲して、下品なギャグを満載にしたのがこの作品!(作者によると実際に元ネタの一つなのだとか)

何から何までおげれつギャグ満載ですが、芯になるミステリ部分がしっかりしているため、謎解きものとしてもクオリティが高い。

一話一話は、少年探偵ブラウンと同様に非常に短いのですが、テンポよく繰り出される謎や天丼ネタが癖になる……!
「少年探偵ブラウン」が好きだった人にオススメ……できるのかどうかは議論が分かれる所ですが、少なくとも私は、「そうだ、こんな話が好きだったんだ!」と懐かしい気持ちになりました。

知っている人も、知らない人もぜひ一度読んでみることをおすすめします。