74:3人にペロペロされた

 レシピ帳をアポートで取り寄せる。するとすぐに例の浮遊と自動筆記が始まった。


「いつ見ても不思議だな」


「凄いわね」


「流石、異世界人なんだよ」


 3人の言葉を他所に、筆記を終えたレシピ帳が落ちてくる。キャッチして中を検めると……




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 No.8

 

 <イケ綿>


 組成:イケ綿花×丈夫な紡錘ぼうすい


 内容:いい男♂から採れる綿花の繊維を丈夫な紡錘で紡いだもの。すこぶる丈夫な生地が作れるため、ツナギなどが作れる。ぶっちゃけ錬金術じゃなくても、手作業で紡げる。


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 いや、常識みたいに書かれても。普通、いい男からも悪い男からも綿花は採れないんよ……

 しかし手作業でも出来るとか、そういうパターンもあんのね。


 つまり大量にイケ綿花が採れたら、島の人たちに委託して生産してもらうのも可ということ。

 それなら彼女たちの仕事を奪わないで済むし、最終的にはこれが理想かもな。


「なんなんだ? また新しいレシピが?」


「うん。新しい生地素材が出来そう。カバンとかジーンズとかも作れるんじゃないかな」


 ツナギは……却下で。


「新しい生地!? ジーンズ? ジーンズが何か分からないけど……!」


 シェレンさんが食いつく。こんな子供みたいな彼女は初めて見た。


「ええ。ジーンズのジャケットとかオシャレですよ」


 秋冬くらいのコーデだから、この島では暑い気もするが。少し気温が低い日なんかに着たら良いか。


「ああ……どんなのを作れるかしら。新しいお洋服」


 完全に少女モードだな。こんなに喜んでくれるとは。


「さて。ほんじゃあ、次こそ」


 家の裏手に安置していた素材群を放り込んでいく。

 ファイティングフラワーの実、フィニス酒造の麹菌(袋の口を下に向けてバサバサした)、塩、小ビン、溶岩石。そして最後に苦労して手に入れた巨大豆(大きすぎるので切り分けた一部)だ。「!」マークが浮かんでくる。よし、錬金可能になったね。


 木の棒でグルグルと掻き回していく。ピコーンという音がして、ビンが飛び出してきた。慌ててキャッチ。中を覗き込むと、黒い液体が見えた。


「完成したの!?」


「出来たのか?」


「見せて欲しいんだよ!」


 みんな食い気味だな。両肩におっぱいが乗っかる。普通に重いけど幸せなのでオッケーです。


「ちょっと待ってね」


 ビンを傾け、掌に少しだけ垂らす。そして、ペロリと舌で舐めてみた。お、おお。ほぼほぼ俺の知る醤油の味だ。少しだけ鉄? 土? っぽい味がしたような気がするが……香り、味とも悪くない。


「どれどれ」


 エレザが前に回ってきて、俺の掌にペロリと舌をつける。うわっは!? ザラッとした感触に普通に声が出そうになった。


「うん。味わったことのない……なんだろう。辛いんだが、それだけじゃなくて……植物の味わいもあるというか。深みが感じられるというか」


 瞬きも忘れて食レポするエレザ。


「ボクも! ボクも!」


「はいはい」


 ビンをポーラに手渡そうとするが、


「ボクもアキラに舐めさせて欲しいんだよ」


 そこはかとなくエッチな要望を言われた。いや、実際手をペロペロさせるのだから、そこはかじゃなく普通にエッチか?

 もうこの島、何が天然で何がエッチか分かんなくなってくるわ。


「アキラぁ〜」


「ああ、うん。分かったよ」


 もう考えるの放棄。自分の指先に垂らしてポーラに近付ける。


「あむ」


 ――チュル、チュパ、チュパ


 またエロい音を立てて、俺の股間を攻撃するよね。だから躊躇してたのに。


「うん。なんだろう。初めての味なんだよ」


 あのポーラも思わず真顔になるほどの体験。当然、シェレンさんも。


「ズルいわ、2人とも! アキラ、私にも!」


「はいはい」


 ポーラが舐めたのとは違う指にチョロリと垂らすと、シェレンさんが飛びつくようにその指を手に取って、口に含む。あまりの食いつき方に、ビックリして体がビクンってなったよね。


 ――チュルル、ジュプ、チュパ


 は、激しい。あんなに美しい顔が……鼻の下が少し伸びて……凄いエッチだ。

 俺は思わず、追加の醤油を別の指に垂らす。それを見た彼女は口を開けて、今度はそちらにしゃぶりつく。


 ――ピチャ、ジュポッ


 偶然、空気を含んだ音が鳴り、更に卑猥さを加速させる。もちろん俺は女性にオーラルで愛撫してもらった経験なんて無いけど、否応なしに連想してしまうよね。

 この口にスティックを挿れたら、どんなに気持ち良いんだろう。指でこれなんだから、きっともっと……


「ボクも、もう少し舐めてみたいんだよ」


「私もだ」


 言われるまま、もう片方の手を動かす。ビンに指を突っ込んで(もう衛生観念とかマトモに考えられなくなってる)醤油をつけ、小指と人差し指の2本を2人の方へ。


 パクリ、パクリと。2人はお互いの顔が当たらないように角度を調整しながら。

 舌のザラザラが這い回る。両手を愛撫されているようだ。

 

「う……くっ」


 今日はもう何回も出してるハズなのに。


「なにか……ふぉれ……わらひもへんなひもひに」


 シェレンさんの方はとっくに醤油は無くなってるハズなのに、まだ舐め回してくれてる。言葉通り、変な気持ちになってるみたいだ。


「うん。ふぉれ……あひらもひもひよさほう」


「ああ。どんどんひてやりたくなう」


 ジュルル、ジュルルと淫らな音が鳴り、時折3人のピンクの舌が見え隠れして。プリプリの唇が指を包み。

 ……マズイ。またもノーハンドチャンス(ピンチ)がやってきた。


「さ、3人とも。もう良いよ。ありがとう」


 これ以上されると、出てしまう。

 少し強引だけど、みんなの口から指を抜き取る。そしてトイレへとダッシュ。みんなの唾液がついた指でワンオペするとウルトラ上手に昇天しました。

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