第13話

中学3年生の三菜、優海、黒河は、毎週日曜日のお昼に放送されるFMラジオ番組に出演し続けていた。彼女たちの人気は高まり、リスナーからの応援メッセージが次々と届くようになっていた。


ある日、番組のミニコーナーで、優海がリスナーに質問を投げかけた。「皆さん、私たちの進路についてどう思いますか?教えてください!」


すると、リスナーからの反応は予想以上だった。「優海ちゃんと黒河ちゃんと三菜ちゃんはDJになってほしい!」というメッセージが殺到したのだった。彼女たちは驚き、少し戸惑った。

黒河が笑顔で言った。「私たち、まだ中学生だし。」


優海と三菜は心の中で葛藤を感じていた。彼女達もまた、ラジオの仕事が楽しいと感じていたが、受験勉強もしなければならない。この期待に応えられるのか、不安が押し寄せてくる。


「そうだね。でも、みんなが応援してくれるなら、私たちも頑張らなきゃ!」と優海と三菜は思った。


その日の放送後、三人は学校の帰り道でこのことについて話し合った。黒河が言う。「リスナーの期待に応えるのはプレッシャーだけど、嬉しい気持ちもあるよね。」


優海は頷きながら、「受験勉強しながらでも、ラジオの活動を続けるのは大変だけど、楽しみながらやりたいな。リスナーとのつながりを大切にしたい。」と語った。


そして彼女たちは、受験勉強とラジオの活動を両立させることを決意し、リスナーに向けて「私たち、頑張ります!」と宣言するのだった。

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