日野さんはどうして沢渡くんに惹かれたんだろうって疑問に思っていましたが、このエピソードを読んで納得しました。もうそこにはいない過去の人の虚像に囚われて、未来に足を踏み出すことに臆病になっている日野さんの心の負い目が目に浮かぶようでした。
愛は循環するって表現もいいですね。聡さんから日野さんへ、日野さんから沢渡くんへ、脈々と愛が伝染していって、そうした営みが沢渡くんの思想に前向きな影響をもたらしているのだと窺い知れる結末の数行がとても印象深かったです。
作者からの返信
ここまでお読みくださいましてありがとうございました。
性別問わず、また、関係の詳細問わず、誰かをちょっとでも気にかけるということ自体が、愛なのだと黄昏ジャベリンさんのコメントを読んで再確認しました。
「黄昏ジャベリン」という筆名、かっこよいです。
前話のコメントのお返事では、詳細な解説を大変ありがとうございました。
特にウブカタさんの送別会を断った日野さんのひととなりにはなるほどとなりました。沢渡くんの不完全さや未熟さばかりを追っていましたが、私にはなかなか万能に見えていた日野さんにも、心の壁や警戒心があっての頑なな行動に繋がっていたのですね。繊細なバックグラウンドにため息が出るような気持ちになりました。
さて、一部の終わりということですが…(´;ω;`)
繰り返される会話と筆談が素敵でした。ミスプリントのウラの筆談では総務課のふたりから抜け出した世界がつくれたのですね、子どものような純粋さと大人の思いやりにときめきました。また日野さんが美文字というのが文学のにおいを感じて良いですね(*´艸`*)美しいひとは何もかも美しい…
筆談をしたミスプリント紙をたたんでリュックにしまうというのも、また愛情の深さを表しているようで巧みですね…、
ふたりの素肌での抱擁、性衝動を抱かずにぬくもりを感じる沢渡くん。沢渡くんの救いのようなシーンに読者としての私も救われるような気持ちになりました。二部ではどのように登場人物たちが関わり合い何を得るのか…、楽しみです。
作者からの返信
こちらこそいつも一色さんからの応援コメントに元気と勇気とやる気とあたたかさをいただいております。
心よりお礼申し上げます。
筆談というのは、二人だけしか見ませんし、書いた紙は破いて捨てることも、たたんで持っていることもできます。誰にも聞かれたくはない時に有効ですね。
総務課のふたりから、健と誠司さんへ移る、大切なツールです。
日野さんはちょっとした申込用紙にも真面目に記入するような印象を持っています(^^♪
沢渡くんはちゃちゃちゃっと書いちゃいそうですけどw
素肌での抱擁と、ほっぺとおでこへのチューは、ほのぼのとしていながら、なかなかに刺激的でもありました(*ノωノ)
二部もかなり突っ込んでいますので、楽しんでいただけると思います。
ありがとうございました。
ここで第一部が終わりなのですね。
美しいシーンだったなと感じました。
沢渡くんが泣き虫なのがいいですね。感情豊かで自分は嫌ではありません。
日野さんもまだ、亡くなった彼を思っている気持ちが伝わってきましたが、変化もあったように思いました。
ゆっくりじっくり読ませて頂きます😊
ありがとうございました!
作者からの返信
お読みくださいましてありがとうございます。
本当はここで終わりにする予定でした。しかしどうしても続きを書いたほうがよいのではないかと思い、第二部、第三部と書くことにしました。
沢渡くんはよく泣きます。感情豊かな子なんですよね。それを素直に出せるようにしてくれたのが日野さんでした。日野さんも亡くなった彼を背負っており、そのことが物語の底辺を重く流れていきます。
どうぞお好きなペースでおつきあいくださいませ(#^^#)
こちらこそありがとうございました!
亜咲加奈さま
こんにちは。
沢渡くんの心の中にあるのは、誰かに自分をひとりの人間として認めてもらいたい、向き合ってもらいたいという思い、ただ、そのひとつだけが、本人も見えなくなってしまうくらい強烈に光り輝いているのかなという気がしてきました。そこに性欲や嫉妬や支配欲がまとわりついて、複雑な状況になってしまっているのだろうか、そんな気がしました。
作者からの返信
佐藤宇佳子さま
こんにちは。
コメントをありがとうございます。
ご賢察のとおり、沢渡くんは正にそういう状況にあります。
そんな沢渡くんに真正面から向き合ってくれたのが日野さんでした。
そんな日野さんには余田さんというパートナーがいます。
たいへん難しく繊細な状況を三人は生きています。
佐藤さまの『茶房カフカ』もスリリングで、楽しむというよりは臨場感と危機感をもって拝読しております。
応援しています。体調等留意されてご自愛ください。
沢渡くん(さん)、ひとまずおめでとうございます。
自信過剰だった頃の貴方の日記を、今の貴方が公開することに痛みが伴ったのではないかと感じます。
心から愛せる人にまた巡り会える日が来る事を祈っております。
愛情というのは、空のお菓子の缶に例えられる事があります。
産まれた時から死ぬ迄、親や出会った人に中身を少しずつ入れて貰う。その蓋を開けて、自分も他の人にまた配る。
沢渡くんの家族の描写と、彼の日記の締めの文章を見てそれを思い出しました。
日野さんは缶の蓋を開けてくれたのだと思いました。
作者からの返信
月兎耳さんへ
こんにちは、沢渡健です。
ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。
そうですね、最初の頃の俺は、自信過剰で生意気で、いけすかないやつでしたよね。
この日記を読んだ方がどんな感想を持つのか分かりませんが、俺が迷走してた頃の記録として、自分でもとっておきたい感じがするのと、俺みたいな誰かの参考になればいいかな、という感じで、思いきって公開しちゃいました。
お菓子の缶の例えを教えてくださいまして、ありがとうございます。
確かに俺が持ってる缶の蓋を開けてくれたのは、間違いなく誠司さんですよね。
俺の缶に家族や誠司さん、それと余田からもお菓子が入りましたよね。
月兎耳さんへ、そのお菓子を差し上げたいと思います😆
どうぞ🍪
第二部、第三部もお読みくださいますとありがたいです!
沢渡健でした😄