この物語は、日本の名家に生まれ家督を継ぐ定めの異能者、輝矢くん(通称テルー)がイギリス留学をすることから始まります。
そこで出会うのが、天才ピアニストのナサニエル・ロックハート(通称ネイト)
彼もまた異能者です。
古城を改装した学園を舞台に、漂うのは不穏な香り。
二人の異能者を巻き込み、学園に古くから伝わる『穢れ』が二人に牙をむく。
やがて古城に隠された秘密にたどり着いたとき、読み手は言いようもない悲しみを知ると思います。
脇を固める登場人物はとても個性的で、物語を引き締めてくれます。
異文化交流で友情をはぐくむ構成も、おすすめの一つ。
徐々に秘密が暴かれ、学園ミステリー要素を含んだ物語。
精神的高揚感は満点でしょう。
さらにダブル主人公の苦悩と成長を感じさせる逸品です。
ここまで言えば読むしかないしょ! 是非ご一読を!