1週間後

「そういえばさ、動画1本出してから配信するか決めるって言ってたじゃん、結局どうするの？｣

「それ、実は少し迷ってるんですよね…」

結局あの動画は5万まで増え、フォロワーも400まで増えた。これだけ見るとやらない理由は無い。ただ、問題があるとすれば

「魅せプを狙ったりしてやらかしそうなんですよね…｣

仮に配信をしたそのせいでプレイの質が下がったら？そんなことをやる意味がない

「それは大丈夫じゃないかな。Ustubeってね、ライブでもコメントオフにしたり視聴数を隠したりできるんだよ。」

この他にも遅延機能、画面停止、読み上げなんかがあるらしい…有能すぎませんか？

「だからね、最初は週1でカジュアルを1時間ぐらい回して慣れてきたらランクマって形はどう？」

「それならできるかもしれないですけど、それって見てて面白いんですかね？」

「わかんない！どうなんだろうね｣

「え？」

「けど、少なくとも私はねこまる君のプレイ綺麗で好きだし勉強になるから観たいなーって」

そうだ、全員が全員面白さを求めてるわけじゃないんだ。ただ上手いプレイを観たい人、参考にしたい人と色んな人がいる、そう思うと心が軽くなった。

「決めました。配信やります明後日やるので絶対来てくださいよ？」

「絶対行く。命捨てても行く」

「え、いやそこまでは…」

そう言って通話を切られてしまった。まあいいか、配信するまでに機材の確認しないとな

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい