第8話 クランベリーパイ

 パールたんに手紙を出してから三日。

 そろそろお返事が来てもいいと思うのだけれど……。


「リーズ様、お手紙が届いています」

「ありがとう、アンナ」


 私はひったくるように手紙を受け取った。

 差出人は……パールたん!


 私は急いで封筒を開いた。


<クランベリーパイ作り、とても楽しそうですね。お誘い感謝いたします。せっかくですからレミ様にもお声をかけて三人でパイ作りをしたら、もっと楽しそうだと思うのですが、いかがでしょうか? パール>


「そう来たか……。私はパールたんと二人きりが良いんだけど」


 パールたんは私と二人きりになりたくないのかしら? とため息をついてから、しぶしぶレミ様にもパイ作りの誘いの手紙を出した。


「あとは……クライブにお茶会の招待状を出さなくちゃね」

 一応可愛らしい封筒と便箋を選び、クライブ宛の手紙を書く。


<週末、お時間がありましたら我が家のお茶会にいらっしゃいませんか? クランベリーパイを焼く予定です。リーズ>とだけ書いた手紙をアンナに託した。


「さあ、あとは返事を待つだけね」


 私はパールたんが、私の家でクライブと会い驚く姿を想像し、にんまりと笑った。


「きっとパールたん、感激して私の好感度も上がるに違いないわ」

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