チルな日常から飛び出して

ちょっとやんちゃな幼なじみの三人は、学園でお世辞にもいいとは言えない評判を受けています。ぬるい今の環境も悪くはないと思いつつ送る日常が、スケボーを通して徐々に変化して――。
登場人物の描写が丁寧で、瑞々しさを感じられる青春小説です。
主人公たちの繊細に揺れる感情が、透明感をもって描かれているところも素敵ですが、彼らをあたたかく見守ってくれる大人たちの存在もいいなと思いました。
見事、レッテルを書き換えた彼らに拍手!
タイトルの回収は、ラストに。
ぜひ、読み通してみてください♪

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