ロボットの「私」は、農場でリンゴを育てる仕事をしている。この金色のリンゴは特別製で、温暖化の進んだ地球でも育つことが出来る、唯一の品種だった。
遥か未来の地球を舞台に、農作業するロボットによる生活と希望を描いたSFショートショート。健気に働くロボットのひたむきさに、胸を打たれます。
「たとえ明日世界が滅びることを知ったとしても、 私は今日リンゴの木を植える」という名言がありますが、それは人類に限ったことではありません。自然もロボットも、どれほど過酷な状況であろうと、「明日」を信じて、命をつなごうとするのは共通しているのだと思いました。