冷蔵庫からの十二分な叫び

黄間友香

エッセイだけどプロローグって書いていいですか

 気を衒ってエッセイのタイトルを決めたら、なんだかよく分からない感じになってしまった。皆様あけおめ。

 今年度も月一ぐらいでぐーたら書いていこうと思います。今年こそ希望に満ちた感じの、月々バラエティに富んだお話をしたいですね。ハードル上がりすぎかも。


 前回エッセイで引越した話をしたと思うのですが、同居人と言っても過言ではない冷蔵庫氏がとにかくうるさい。アメリカのアパートって、レンジとか冷蔵庫つきのところがあるのですが、最近は冷蔵庫なしのところもちらほらある。新しいアパートメントも普通は冷蔵庫無しの状態でやってくるらしい。ただ、大家さんのご好意で古い冷蔵庫はそのままにしていいよと言われたので、ありがたく使うことにした。引越しって諸々入り要なので、買わなければいいものは買いたくないというケチな精神の賜物です。

 だけどこの冷蔵庫、下手したら私よりも人生先輩なのでは? と思うぐらいにぼろくて、コンプレッサーが凄まじい勢いで音を立てる。本当に心の底からうるさい。しかもずっと音がする訳ではなくて、時々止まるのも嫌ポイントの一つ。一瞬だけ穏やかになられても困るんですが。

 あんまりにもひどいので、最初の2、3日はノイキャンのイヤホンして寝てました。高架下とかに住んでる人ってこんな感じなんだろうか。ノイキャン越しからも若干聞こえるのですが、ギリ眠れるぐらいです。

 でもイヤホンしてるとそれはそれでアラーム気がつかなくて寝過ごしそうで怖いんですよね。今は冷蔵庫(Rowdy氏と名付けてやる。)の叫びにも何となく慣れ——イライラはかなりする——何とかやり過ごしている。冷蔵庫って廃品回収かなー。新しい冷蔵庫を買うか本気で検討中です。

 またRowdy氏の叫び声が聞こえてくる。ハタラキタクナイヨーという気持ちは非常によくわかるけど、黙って仕事しておくれ。今のところ、冷蔵も冷凍もちゃんとしてくれるので、文句は多いけど、仕事は最低ラインやってくれるタイプ。

 初手から文句でとても幸先が悪いですが! 皆様2025年もどうぞよろしくお願いしますー!

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