オークは上等なお肉さま
こっそりスマートウォッチをチェック。
ちょっとばかり離れたあたりに五体くらいいる。
ドットたちは確実にオークが居る方に歩を進めている。
「暇つぶしにはなるねー」
お金も名声もそれなりにあるだろうに何故家でまったりしないんだ。
しかもみんな夜は体力使って来たんだろう?解せぬ。
Bランクパーティはこの街にもいる、いるよな?なのにオルトロスが何故塩漬け以来だったのか。
それはオークだとか群れる魔物が多い森だからって。放置は良くないんだろ?
「強い魔獣だけど依頼料は安いし、ダンジョンのが実入りがいいんだよ」
おー。それなら俺もダンジョンに行くかも?
「一日で済む依頼は通りすがりのが受けやすい」
「オーク肉うまいしねー」
ほほう。豚肉は好きだけど牛さんがもっと好きです。
オークに近くなってみんなで息を潜める。
なんか怪我してるみたいだ。
「オルトロスにやられて逃げた感じか」
「数少なくないか」
群れは最小で十五くらい、大所帯は百近くなるんだと。それはもうオーク村ですな。
「まぁ一気にやろう」
「うす!」
三メートル大の二足豚は俺たちを認識する前に首が飛んだ。トンだけに。
「これで終わり?」
「そだね。近くに何の反応もない」
あのオークたちは餌を探しにか何かしらやっていた途中にオルトロスに襲われたっぽい。
オーク肉がうまいのはわかってるけど、実物を見ちゃうと不味そうなんだよなぁ。見てくれは太鼓腹のおっさんで顔立ちは鬼瓦っぽいイカついブタ。
フレンドリーな可愛いブタだったら倒しにくいからこれくらいで良いのかも。
「今夜はオーク肉パーティだ」
オーク肉は半分売って半分は残して自分たちの食糧にする。
「じゃ帰るぞ」
「ほーい」
来た道を戻ると途中に行きには出てこなかった獲物がちらほら。
脅威が去ったって事なんだろうが人間がいるのに警戒心薄いな。
・・・人間を脅威だと思っていないってことか。
森出入り口で黒い大きいウサギがそろりと出てきたので遠慮なく。
「肉がいっぱいだな」
「料理番頼むぜ」
食堂のコックに任せておけばいいじゃない。
道中はいいけど。休憩中は各自だぞ。
道中の訓練?で強火で焼きがちなのは矯正できたけど、基本はすぐ食べたい気持ちが先走るんだよな。
街に戻ってギルドに依頼完了報告。
受付嬢のシャートへの熱い視線を生温かい気持ちで眺める。
目をパチパチさせて上目遣いで気がある素振りをするだけで直接誘わないのはギルドの決まりとかあるのかな。口説くの禁止みたいな。
ナンパな冒険者が受付嬢や職員を口説いてるのは良く見るけど、逆のギルドの職員が口説くのは見かけてないぞ。
依頼の達成金の配分は均等だった。俺は大して仕事してないんだけど。
金額としてはそこそこだったので現金でもらった。大金ってほどではなかったからな。
売らない分の肉はドットが預かることに。
「よーし、飯行くぞ」
打ち上げ的なお誘いなので断らずについて行った。
オーク肉パーティは何処へ。
大衆食堂、居酒屋的なお店でカンパイ。
麦の香りが強いエール。生温い。
こっそり冷やしたらみんなの分も頼まれた。
「冷えると飲み口がいいよ」
「喉にカーッとくるよな」
良かったね。
なんか温いビール(エールだけど)って接待の席だとかで瓶ビールでお酌待ちっていうか、俺もお酌に回るんだけど最後は緩くなった炭酸抜けた状態のを飲んでたの思い出してしょっぱい気持ちになる。
やっぱキンキンのを中ジョッキでグイッて飲むのが一番美味い。
大ジョッキは温くなるからな。よっぽどがぶ飲みしたい時以外は中が良いぞ。
ま、俺は二杯目からはハイボールやレモン酎ハイだ。最後は冷酒。
あー、日本の居酒屋行きたいな。
食事の種類が少な過ぎる。
酒もだけど。
「ジェイルの飯食ってしまったら全部味気なく思うがここも結構良いだろー」
まぁ肉の煮込みと野菜焼きは普通に美味い。
だけどシンプルに枝豆とか食いたいんだなぁ。
この国では豆は豆スープや煮物だっけ。豆だけ食べるとかはないっぽいぞ。
そら豆とかそのままで美味いのにね。
そこそこ飲んだくれたあと、やっぱりオネエチャンに会いに行くそうで解散した。
そんなに毎日?って思うのだが、旅先ってのが日常と違うから羽目を外すのか。
明日はちょっと買い出ししたいから俺はとっとと休むことにした。
宿の部屋に入って〈ルーム〉に移動。
風呂入ってから料理を始めた。
だいぶ減ったピザ生地と肉のワイン煮込み。
ついでに野営中に食べれそうなつまみを。
「んー、枝豆やスティック野菜はポチッとこうか」
誰もいないのについ呟く。
久々に物産展コーナーも見ようとスマホを出した。
メールが来てるなぁ。
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この街にも教会があるよ!
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
やはり俺も『ぎみっくぅ』とやらが気になって作ってみたから使ってくれ
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヴァレンタインのチョコレートって美味しいの?
||||||||||||||||||||||||||||||||||||
教会はもう良くないか?夢にまで入り込んでくるし。
ギミックって、籠手のを見てだよな?また神器級だったら外出せないんだけど。
って収納から取りいだしたるは、ゲームやアニメに出てきそうな煌びやかな籠手。
どこで使えというのか。
あとヴァレンタインって。
俺だって頂きたいわ!!!
可愛い女の子からよぉ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます