「カラント国立博物館には世界で最も美しい屍体がある」
思わず惹き付けられる冒頭から始まり、薔薇の香りと血生臭さが混然一体となったような、耽美さと残酷さが入り乱れた独特の世界観がとても魅力的な作品です!
年下の少年・ルーヴェンは1970年代の少女小説や少女漫画の登場人物を思わせるように美しく妖しく、じっくりと描かれる吸血シーンにはドキドキしてしまいます。
【薔薇】を狩るカーライルとエレナが、出会った当初は反発しながらも互いを知ってバディになっていく姿は微笑ましく、カーライルの過去を知るにつれてエレナの存在が光になればなあと感じていました。
魅力的な男性陣に挟まれて、特に最後の10話ほどはどうなるのかと一気に読み進めてしまいました。
【薔薇】にまつわる設定や登場人物(特にサブの女性キャラクターがお気に入りです)がとても魅力的なので、是非とも続編を読みたい!と思うような作品です。
素敵な作品をありがとうございました✨
王都の博物館に展示された「世界で最も美しい屍体」と呼ばれる少年の姿。そんな少年に心奪われてしまったエレナだったが、仕事の都合で王都を離れることになってしまう。のだが、なんと少年――ルーヴェンが息を吹き返し、後をついてきてしまった。
姉と弟を装い、とある村に身を寄せる二人。
偽ながらも姉弟でありながらも、二人きりの関係には妖しい雰囲気が漂う。
筆者様がタグでショタおねと書かれているように、姉弟の背徳感がありながらも、艶かしい恋人であるような。
エリスとルーヴェンの甘い関係を描写したシーンは必見!
秘密を持つ少年ルーヴェン。彼とエリスがどうなっていくのか、是非是非最後まで見届けていただきたい。
オススメです。
博物館に収められた世界でもっとも美しい屍体。
そんな衝撃的なシーンから始まる物語です。
屍体、といっても、それはまるで眠っているかのように見える、一人の美しい少年なのです。
この美しい少年に魅せられ、博物館に通っていたヒロインのエレナですが、失業して新しい仕事を探さなければならなくなったため、博物館のある王都を離れ、田舎に向かいます。
やがてヒロインの元にふらりと姿を現す、美しい少年。
少年の正体に気づきつつも、エレナは少年を迎え入れます。
少年がこの世ならぬ存在である限り、今後エレナには選択の時がやってくるように感じます。
それは、こちら側(人の世界)にとどまるのか、それとも、あちら側(少年の生きる世界)へ行くのか?
あるいは、ふたつの世界は、重なり合っていくのか?
レビューを書いている時点で第12話まで更新。
そして、タイトルの『薔薇と硝煙』。
このタイトルの意味するものは……?
美しくロマンチックな物語です。
この物語の行く末を目にしたい、そんな『物語を読む楽しさ』を届けてくれます。