季節の移ろいと個人的な思い出、花の持つが美しさ調和した短歌です。読み手にもそれぞれの「道標となる存在」を思い起こさせる、普遍的な魅力があります。情景と心情が自然に重なり、余韻の残る一首だと思います。
曼殊沙華はあの世とこの世の境にあり、送り火や迎え火が風に吹かれて消えてしまったとしても、代わりに道の先をしめしてくれる。そんな想像をしました。ちょっとゾクッとするほど妖しい魅力のある短歌ですね。おみそれしました。別世界へいざなわれたい方におススメです。
彼岸花(曼殊沙華)を見て思うことは人それぞれでしょうきれいと思えば、その色やひょっこり出てくるところから怖さをイメージする方も彼岸花の名の通り、故人を偲ぶ時期に咲く花でもあります作者さまはそちらを想うのですね素敵です彼岸花を見てこの歌を詠む、その感性が