第9話 これは喧嘩でなく戦争です
拡声器を使いあのガキが私に問いかけた
「今出れば、他の人間は逃してあげる1分だけ時間を上げるよ」
住宅街での発砲してる時点でイカれてると思ったが、一般人の家に乱射するとなれば
お灸を据えなければ私の気がすまない。
「テレビの子供がなぜここに?一ノ瀬さんどういう事ですか??姉弟喧嘩にしては派手すぎです!!」
「あんなガキもどうやってここまでたどり着いたか私も知らない!こんなのは喧嘩じゃない!!!これは喧嘩じゃなく戦争だ!!!この家に裏口は?」
銃声に負けないよう父親は話しかけ私も答えた
「あります!!」
「今から住所を伝える!!!車でも何でもいいから何をしてでも逃げろ!!千理!!!親を殺されたくなければ強くなれ、お前は人を殺すということがどういう事か知ってる強い人間だ!!!お前が親を守るんだ!!!早く行け!!!」
「駄目!!葵ちゃんも一緒に行こ?」
「馬鹿言うな!親もろとも殺されるぞ!!!!千理さんを早く連れてけ!!!!バカ親共!住所は……」
「死んじゃうよ!!!あ゛お゛い゛ぢゃ゛ん゛!あ゛お゛い゛ぢゃ゛ん゛!!!」
千理の声だけが私に聞こえたが、父親が千理を抱えて裏口から外に出るためその悲痛な声も聞こえなくなった。
膝がどのくらい持つか分からないが最低限数だけ減らして私も逃げる。その前に電子タバコを吸い気分を整える。時間までに包丁を取り玄関で息を潜めた。
「これだけでどうにかしようとする私も馬鹿だなー」
「…3…2…1 …返事がないなんてお姉さん残念だよ。Überfall(突撃)」
突撃の合図があり、軍隊は玄関を蹴破った。
私はアーマーを突き破り包丁を刺す。
すかさず、軍人のホルスターの拳銃のセーフティーロックを解除し足を撃つ。
のたうち回り足を抑えたところをホルスターから拳銃を抜き、頭を撃ち抜いた。
死体の拳銃とメインウェポンのM4A1Rを私は使用し次から次へとアリの行列のように来るアホ共を倒す。内側から締めつけられる痛みに耐えながら私は戦った。痛みが悪化しないようなるべく立ったままでいるようにした。
「Stoppschild」(やめろ!!!)
ガキが兵士を殺し、静止の合図をかけた。
それを見計らい、玄関の写真を私は取り私は二階まで上がり千理の生活してる可愛らしい部屋へと移動した。
「これ以上馬鹿みたいに殺されるのも僕は面白くないなー。こいつらにもお金がかかってるし…ね!!」
私は下に車があるのを確認し、B級洋画顔負けするような着地をした。
「私自身が私をいじめてどうするんだ」
と少しばかり嘆く。
膝へのダメージはとてつもないがそんなのお構いなしに車に乗った。
車は不用心なのか鍵が刺しっぱになっており、
私はすぐにエンジンをかけ逃げる
後ろから発砲され、私は頭をしゃがみこみながら当たらないように運転をした。
私は、私の普通の生活は崩れさった事をこの事件を気に思い知った
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