第38話「外聞は一見にしかず、なりて強者は事を制す」

論理的帰結で述べれば

死は自身のためにあり、他人のためにはない。

これが正しいと言える。


重積は、己にのみ、あるとされる。

罪も自身の為にある。

このアントワネットの立法諸国、つまりは外的産業について

人は、言葉に限らず、力でのみ行使を訴える。

これを戦争と呼び、または、人為的な、アーチャニズム。

国際連合の同盟規範とも言う。

皆の衆には、ご歓談願いたい

理を繕うのは、いつの世も、世をすべるものであり、

その反国家勢力に対する、弾圧的、国境なき軍隊は、

いづれの世界でも、重宝される。


では皆目新たに切り出そう、

何時、この時代をどう見る、はたまた、理を除いた人力に

何を期待する、


争いは争いであり、

言葉さえ憤りの域である

この神羅に何をみる

何を、促す


死してなお、生きている人間は

本当に、死者を見送ったと言えるか

この裁定に一切の疑念なく、己が心気を超越できるか

これは皆にある、絶対的な宿命であり、

心気を逸する、脆弱的な世界のパラファイトである


では、失敬、理を根ざすものたちへ

ここは世界だ、どこからか続いた人の世界だ

見識新たに畳み掛けよう、ことを成すは誰のため

さぞ、美しき世界だこと、

なんて、めっぽう思えれば良いのかもしれない。


では、さよなら。

今宵は注釈を述べた


いづれ記す物語にこれは欠かせない同文である。


ではここらで失敬、生きてなお、言葉を絶やすな、

語れぬものこそ、涙になってしまう。


心して思え、心して伝え、あなたはもう、一人じゃない、

だから大丈夫だ


生きよ

生きとし生ける最後まで


生き続けよ。


では注釈はここまで、以降は物語となり、

記す。



なのでご愛顧賜りて、

ことを急いても慌てふためかず、

ことは天も知らず、人の所業なりて、己が道を生きるがいい。


ではな、生きとし生けるともどもよ。


失敬。

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