第9話
昨日も、今日も、明日も、ずっと。
もっと、もっと。って求める。
力が入らなくなって、
わからなくなって、
涙腺が崩壊して、
苦しくて、
手に取った薬を、
規定量より、たくさん飲む。
乱雑に並んだ錠剤、
嫌になってくる。
僕は、毎日、
薬を飲んで。
吐くのを繰り返す。
痛くて、気持ち悪くなる。
乱暴にされた日を思い出して、
泣いて、泣いて、
いつの間にか、眠る日々。
これ、いつまで続くんだろう。
キミも、ぼくと同じでしょ?
餌付けてあげるから、
ちゃんと、壊れてよね。
餌付けてあげるから、
馬鹿みたいに啼いてよね。
痛くて、痛くて、痛くて、痛くて、
痛くて、痛くて、痛くて、痛くて、
脳みそが溶けそうなくらいに。
逃げれなくなるくらい、愛して。
しばらくしたら、
逃げちゃうんでしょ?
耐えれなくなって
居なくなるんでしょ?
こんな、ぼくを
篭絡して、懐柔して、
絞めつけて、苦しめて、
手に入れてくれる人なんて、居ないんだ。
もっと
疼く姿を見せてよ。
痛い痛いって、
綺麗に啼いて見せてよ。
手首の傷も、心の傷も、
一緒にやれば治るから。
他人の方が落ち着くの。
苦しいのも、痛いのも、
舐め合って、
生きるしかないの。
よくないよね。
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