第14話母、泣く

今日は、自宅でストゼロを3本飲んでから、母の部屋に行く。

同じマンションで、部屋号室が違う。

僕は、ハイボールを飲み、母はストゼロを飲んでから、焼酎、ウイスキーの水割りを飲んだ。

そんなに、酔うほどの濃さでは無いが、酒の弱い母は酔っ払っていた。

そして、自分の苦労話や、僕ら兄弟の事を話し泣き始めた。

僕は笑って、お母さんは泣き上戸だね?と言うと、僕の肩を叩きながら泣いていた。

ブリュヴェールの件で悩んで胃の調子が悪くなり、救急車を呼ぶ寸前だったらしい。


母にもう忘れろと言った。

狂ってるのはアッチだ。

弟夫婦、嫁さんにありがとうとLINEで送ってくれと言う。

仕方なく送ってみた。

誰からも返信は無い。

今日はストゼロ350を3本、ハイボールを1リットル飲んだ。

ツマミはコンビニの餃子のみ。

食欲が無いのだ。

アイツは何故狂ったのかとんと、理由がわからない。

変な薬をいっぱい飲んでいたのは確か。

もう、二度と僕の作品にアイツの名前は出て来ないだろう。

だから、せめて健康で過ごせよ!

でも、無理か?

ネトゲ廃人になってしまった。

もう知らん。

今夜の酒はひときわ効いたな。

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