5th Road 真夜中ライトチューン
SPEED.24 環状でNight
駿たちが北海道旅行に行っている間の首都高では、32GT-Rとアリスト、FDが熱い
しかし、このオジサンカーを舐めてはいけない。中を開ければとんでもないスポーツ仕様なのだ。1000馬力にも耐えられると言われる2JZエンジンを載んでおり、チューニング次第では大化けする。オートマ設定しかないため、走り屋たちはマニュアルに載せ替えていることが多い。2JZ-GE(NA 自然吸気)、2JZ-GTE(ターボ)という2種類が存在している。ターボモデルを選ぶと思われがちだが、車体を安く手に入れるためにあえてノンターボモデルを選ぶ人もいる。資金繰りがうまくいけば、エンジンの載せ替えを検討してターボエンジンに載せ替える者も現れる。スポーツカーに乗りたいけど、家族がいるからと諦めている読者のそこの貴方!!アリストを視野に入れて考えてみてはどうだろうか。意外とセダンだからと見た目で判断されて購入の許可が出るかもしれない。この機会に是非!!
と、話が脱線したが話の続きを楽しんでくれ。
このアリストは車体自体に金はかかっていない為、最初からエンジン内部に手を突っ込んだ。そのあと、車両内部の強化に入り、ロールケージを組み込んでいる。
タービンはFNATZ製TD06シングルタービンを装着しており、更なるエンジンの強化がされている。ロールケージはCUSCO製ワンオフロールケージ、ブーストコントローラーはHKS製EVC7、柿本改HYPER FULLMEGA N1+Rev.マフラーであり、これでも相当な出力を誇る。
ホイールはBBSのRS-GT、タイヤはブリヂストンのPOTENZA Adrenalin RE004を履いている。フロントバンパーはおよびリアバンパー、リアスポイラーはEUROU製である。
「……」「コク」「ヴォオオオオオオオオ」「ヒュルルルル」「ヴォオオオ」
一言も喋らずハンドルを握るこの人は木戸姫子。何故か分からないが1人で走っている時は何も喋らない。当たり前なのだろうが、こんなに集中力の高い人は見たことがない。ただ、他のFDと32も負けてはいない。
この3台の
GSで給油していると、初代アルトワークスが入ってきた。姫子はいかにも走り屋仕様のワークスを見てあっちが給油し終わったらついて行ってみることにした。
ワークスが給油し終わってスタンドを後にする。
「おっと、ついてかなきゃ」
そして後ろから付いて行くと、やはりC1へ上がった。料金所を抜けた瞬間、驚きの加速を見せる。軽スポーツの中では一番といっていい加速だった。
「ほー、アリストか」
「このアリストがどんなのもんか引っ張ってみようじゃねーか」
「コク」「ヴォォォォ」「ヒュルルルル」
「このバックタービン音がたまんねぇ」
「駿に借りたワークスだけど乗り易くていい」
アルトワークスはあっさり見えなくなってしまった。
しかもまたその後ろから来たシビックにも煽られた。
「ヴォンヴォンンンンバァァァァンバァァァ」
「VTECの音を聞くだけで耳がシアワセになるヨ」
VTECの余韻に浸っているとはっと思い出した。
「そうじゃなーいいい!!ワークスを追いかけてんのに」
私は余韻に浸っていたせいでアクセルを抜いてしまっていた。急いでアクセルを踏み戻し、右足に力を入れ直す。ここから遅れを取り戻すためにも全開で行かせてよネ!
250㎞/hまで落としていた速度を再び330㎞/hまで上げる。
830馬力の2JZエンジンのアリストをナメてもらっちゃ困るからねぇ。
そしてジュースを買う為、一旦芝浦PAに入る。見覚えのある軽スポーツが停まっていた。私のアリストをちぎったアルトワークスである。
私は勇気を出して声をかけに行くことにした。
自販機のある休憩所の近くにアルトワークスが
停まっていたのでそこへ向かって歩く。
「こんばんは」
「ん?ああ、さっきのアリストの」
「見事にちぎられたから」
「こっちもフル加速だったからなぁ」
そこで30分ほど談笑した。
これは環状でNightできないよネ。
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