第40話 「良い出来事を書く大事さ」
「ちょっと良い出来事に出会いたい」
ああ、今改めて、このエッセイを書き始めた意味を思い出した。
そうかそうか…。マイナス思考、木村れいをプラス思考に仕向けるための精神安定剤だったのだったなあ。俺は初心をすぐに忘れるのである。
綾瀬はるか主演「義母と娘のブルース」というドラマがある。今ティーバーでやっていて再度見ている。
「日常の小さな奇跡を集めていくと、人生はもっと輝いて見えてくる」
作中、竹野内豊の演じる父親は、娘にそんなメッセージを残しつつ癌で逝く。
最近日記を書いていて思い出したが、自分は、もともと「良くなかった事」・「気分が下がった事」に着目し過ぎる思考回路のタイプだ。
ただ、しかしこれは、危機管理能力でもある。不安要素にシッカリと着目して、悪い出来事を出来る限り避けるようにするからである。人間の生存のための防御本能とも言えるだろうな。
しかし、そればかりに囚われると、良かったことに着目出来なくて、バランス悪いツマラナイ生き方をする不幸に陥る。
例えばある日曜日の1日を書き出してみた。気分が上がった事、下がった事、分けて書いてみる。良かったこと、悪かったこと、としないのは、論理的に良し悪しを考えるのでなく、素直な感情の起伏を評価したいと思うためである。
■気分が下がった事
・とある女性関係を想起した。
・とある仕事人間関係を想起した。
・創作の時間が取れなかった。
■気分が上がった事
・ホームセンターで猫を見て癒された。
・ソフトボール練習に行き汗をかく。
・ドラマに感動して涙がでる。
・家事をしたら台所が綺麗になる。
・瀬戸環奈って凄いAV女優を見つける。それをひできに報告して共感される。
・ファミマの冷凍グラタンを食べたら劇的に美味しく感じる。
・実は他にもある。
書き出してみると、気分の上がったことは
、実に些細な出来事ではある。
しかし、細かく意識して挙げて見ると、沢山有ることに驚く。これだけあれば、まあまあ今日って良かったよな…って考えられる気がするんだよね。
正直、一覧を見たら瀬戸環奈しか印象に残らない気がするが、スルーして欲しい。
ということで、久しぶりアップしたエッセイ。次話以降、また小さな幸せを見つけて行こうと思う。
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