第34話 戦場

 私は聖女ナターシャ。セシル様の配下です。いよいよベベーロフ帝国がゼゼムルに攻めてきました。その数は10万。まあなんとかなるでしょう。まずはメロディが局地魔法で数を減らすでしょう。


「サンダーストーム!サンダーストーム!サンダーストーム!」


 メロディが城壁の上からサンダーストームを連発しています。敵は密集していたため、一発ごとに5千死にました。残り8万5千です。まだ多いですね。


「メテオ!」


 メロディがメテオを唱えました。上空から隕石が敵軍へ降ってきました。大爆発をしました。3万は減ったでしょうか。残り5万5千。だいぶ減りましたね。これで野戦をしても勝てると思います。


「外で戦うぞ!」


 アモンとミカエルが兵を伴って外に出ていきます。


「ウォークライ!」


 私はウォークライを唱えました。兵の戦意が高揚するはずです。


「うぉー!行くぞ!」

「俺たちは無敵だ!」

「ホワイトナイト召喚!」


 ミカエルがホワイトナイトを召喚しました。その数2万。だいぶ戦力差が埋められました。


「何だこの白い騎士団は!」

「強いぞ!こいつら!ぐわっ!」


 ホワイトナイトは敵軍より強いようです。ばったばったと斬り伏せていきます。


「全軍!突撃!」


 アモンが全軍突撃の号令を出します。


「うおおお!せい!」

「うおおお!とりゃあ!」


 ウォークライでパワーアップした兵たちは敵を蹂躙していきます。


「負けだ!退けっ!退けっ!」


 敵が退却していきます。私たちの勝利です。敵の残りは1万といったところでしょうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る