あ、終わった
そういえば、と先生が切り出す。
「遥といい感じらしいじゃないか」
「……お耳に入っていましたか」ずいぶん伝わるのが早いなとは思った。誰から聞いたのかは聞かないでおく。多分それは野暮な話だから。
「スキャンダルには気をつけるんだぞ」
「まさか、私はそんなヘマはしないつもりですよ。なによりバレたら私も……」
「正体バレするかもしれないからな」
な、な?
「君もスキャンダルには気をつけるんだぞ。有名作曲者逢花くん。あ、後でサイン書いてね」
あ、バレてる……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます