ホラー作品は、ほとんど読んだことがなかったのですが、
概要の「結ばない方がいい縁の方が、多い気がするんです。」という一文に
興味を惹かれ、読ませていただきました。
とても不思議な読後感でした。
描かれているのは到底、現実とは思えない出来事なのに奇妙に引き込まれます。
今、自分がいる世界が現実なのか、幻なのか、瞬間揺らぐような感覚に陥りました。
思ったのは、私たちは現実の世界に確信というか、はっきりとした実感を持たないまま、曖昧な意識のなかで日々を過ごしているのかもしれないなということです。
そして私たちが恐怖しているのは、怪奇現象そのものではなく社会、人なのですね。
忌縁=怪奇現象というのは、そういう意味でとても納得です。
現実で結ばない方がよかった縁というのは、自分にとっては脳内ホラーで怪奇現象そのものです。^^;
とても興味深いお話でした。