コピー能力って最強だよな?


 夕餉が終わり、安藤ちゃんの能力の研究をさせて貰った。

 その上で分かったことがある。


 まず、能力は魔力を消費しないが精神力という未知の力を使用しており、無限に使用は出来ないということ。

 精神力は魔力と同じように時間経過で回復するし、特訓によって伸ばすことが出来るということ。

 この精神力は儂も保有していて、能力の構造を確認して真似してみたら劣化版ではあるものの真似をすることが出来たということ。

 予想の域は出ない物の、他の能力の構造を確認できればそれを真似することは充分に可能であるということ。

 そしてこの精神力であるが儂は安藤ちゃんの数百倍を超える量を持っており、自然回復量も早く、安藤ちゃんの全精神力は=で儂が1分立てば自然回復する量であったということ。

 以上の5点が分かった。

 つまり何が言いたいかというと、儂はこれから覚醒者達の能力の構造を確認すればした分だけのその能力をコピーして使用できるということなのじゃ。


 このことを知った安藤ちゃんかなり驚いていたし、もし広がれば世界の勢力図が変わるかもしれないから絶対に公開しないてくれと懇願された。

 とはいえ求められる演算能力の高さが儂レベルの賢者でなければ出来ないので問題はないじゃろうが儂の能力ということで誤魔化すことを約束させられた。


 それから丸一日、精神力で何が出来るのか実験をしたのじゃが、精神力というエネルギーが能力の構造がないと流用が難しく、儂の精神力を対象にそのまま与える回復魔法の様な物しか会得出来なかった。

 これ以上は構造を知らないと難しそうじゃ。


 まあ、じゃがしかし、この精神力というエネルギー、散々魔力を研究しつくしてしまった儂にとって新しい実験対象であり最高に興味をそそられる物ではあるのじゃ。

 色んな能力の構造を集めて実験して実験して実験しまくりたいのじゃ。久しぶりじゃのうこんな新鮮な気持ちになれるのは。


「安藤ちゃん。儂、他の覚醒者とやらにあって能力の構造を知りたいのじゃが案内してくれるか?」


「もちろんです。ただ、その前にとある御方がマグニ様をお呼びです」


「とある御方?」


「はい。ダンジョン連合の創設者であり、覚醒者を超えた存在である神覚者にして、ありとあらゆる全ての時間と時空を操る世界最強、天神会長です」


「ほう。世界最強か・・・。しかも神覚者じゃと・・・その神覚者ってのは何じゃ?」


「神覚者は神に匹敵する力を得た覚醒者の事であり、一人で世界を滅ぼせる力を持った存在に与えられる称号です」


「神に匹敵するか・・・。それは実に興味深いのう。うむ。分かったのじゃ。ではその天神会長とやらに会いに行くとするかのう」


「ありがとうございます。では車を用意させていますので、今ご案内させていただきますね」

 

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