第9話 核兵器廃絶が絶対に不可能な理由
【例外】
核兵器廃絶が絶対に不可能と言いましたが次のような事があれば可能かもしれませんが現実的ではないので不可能としました。
①世界中が一つの国になる場合、または世界で同時に核兵器を廃棄する
②核兵器よりもっと強い武器が登場し、核兵器自体が時代遅れの武器になったとき
③恐竜が絶滅した隕石のようなものによって、文明が世界で同時に崩壊した場合
【本題・なぜ不可能なのか】
「核がある国は軍事的に圧倒的に有利なため。」
これにつきます。
対立が起きたときに、言論によるで解決をするように努めますが、どうしても解決できないときの最終手段は*武力*であることは昔と今とではかわりません。
国家は国民を守るための責任があります。
【平和の核とは?】
また、核という武器は攻撃力が強すぎて抑止力にもなります。
例えばロシアとウクライナの戦争は、ウクライナが核を廃棄したことによって起きたという側面もあると私は考えています。
ウクライナが核を保有していた時代はロシアからすると核と核の戦争になることを
避けるために多少の不満はあれど戦争をしなかった可能性があります。
ウクライナが核を放棄したのは西側諸国らの支援を期待してのことですが、結果的にアメリカをはじめとした外国がウクライナに武器を売りつけるばっかりで、かなりキツイ状況です。
また、核が無いウクライナとは反対に、ロシアには核兵器によってボタン一つでいくらでも戦局を変える事ができます。そのため、精神的安定さも決定的な違いがあります。
また、かなり昔の話になりますが、アメリカとロシアが表立った戦争ではなく冷戦という形に収まったのも、ある意味核があったからと言うことができます。
キューバ危機での武器が仮に核でなかったらどうでしょう?もちろん当時の両国の首脳の交渉のおかげて収まったとは想いますが、核ではなかったら同じ結果にはならなかったと思います。
【核を持たないのは安全保障上不利ではある】
日本の周りには核武装している国がたくさんあります。日本が中国に対して弱腰で尖閣諸島などに強く抗議できないのは両国に圧倒的な戦力差があるからです。
今日本が表立った進行がされていないのは、日米安保等によるアメリカの核の傘に入っているからです。
しかし、この状態にデメリットがあるのは事実です。
軍事に限らず特定の国に依存するということは、場合によってはその国の無理難題をのまないといけない場合があります。
例えば日米同盟です。
もしアメリカが経済などの問題で日本と揉めた場合、アメリががいきなり米軍を撤退させたらどうなるか想像してみてください。
中国による尖閣諸島の進行が今よりも活発になる可能性が高くなり、場合によっては中国からも軍事力による圧力で不平等条約をのまざる負えなくなる可能性もあります。
私はトランプ関税は相互関税ではなく、明らかな不平等条約だと思っています。しかしながらそれにNOを強く言えないのが今の日本の現状です。
何が最善かは分かりませんが、ウクライナのときにアメリカによる支援が不十分であることを考慮すると、今の日本の安全保障が不安定なのは事実だと思っています。
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