第4話 人間の欲について
欲があることは時に悪いことだと言われることがありますが、全然そんなことはないんです。極論、欲があるからこそ生きる意味が生まれるんです。
もし、人間に動物と同じ程度の3大欲求しか欲がなかったら地球上で覇権を取るほどの繁栄をしなかったでしょう。
ダーウィンの進化論に例えるのならば、人間の社会を築くうえで都合のいい欲をもった人間が生き残って、それが繁栄しているのだと思います。
なぜ人は善行をするのでしょうか、私はその善行をする人間の集団のほうが進化論風に考えると生き延びやすいから。では、どうすれば善行をする人間の集団ができるのでしょうか。それは遺伝子レベルでの善行をすると人間の欲が満たされるようになっているからです。感謝の言葉による承認欲求、自己肯定感の向上などの善行をすることによって自分のマインドにプラスに働きかける性質をもっているからではないでしょうか。
別のみかたをしてみましょう。
人間は欲求によって支配されていて、全ての行動根拠にはどれかの欲求が当てはまると思っています。
人間が社会的な生き物に進化するのには、承認欲求が欠かせなかったと思っています。
承認欲求は悪いことばかりではありません。いい方向に働くと、特定のコミュニティ内の利益を生むことに繋がります。
また、これをしたら誰かに喜んでもらえるかな、という考え方にもつながります。
自分という存在や人格を人から認められる、肯定されることが3話に書いた生きる意味にも繋がっています。
承認欲求という心のバケツを満たすのに、一番溜まりやすい方法が、多くの場合が社会全体の利益につながるのですが、繋がらない人も中にはいます。
そのような人は、社会生活を営むうえで、非常に苦労するとおもいます。なぜなら、社会に利益を生み出さないものは特性上爪弾きにされるのです。
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