『短編』正しい地球の侵略の仕方

はた

はじめに※ネタバレ注意!!

正しい地球の侵略の仕方『用語集』

※注意!!この『用語集』はネタバレを含みます。


「藍原拓真(タクマ)」

 主人公。どこにでもいる高校2年生。見た目は黒髪の短髪、背丈も中くらい。性格はお人よし。両親を亡くし、姉と弟と食堂を切り盛りしている。そのため料理は上手い。


 ある夏の日の夜、愛犬と共に散歩でに公園に差し掛かると、想い人の夏河樹(いつき)が不良に絡まれている場面に遭遇する。せめて逃げる隙を作ろうとするが…。



「夏芽(偽樹さん)・エボン星人の長老」

 タクマが公園で見かけた夏河樹…に擬態していた宇宙人。その生態は頭部だけで2mを超え、人間を丸飲みにしてしまう。


 現在、第七星群警護班に特一級犯罪者として、一族は追われている。地球人を調べるため、タクマと樹さんは捕獲されてしまう。捕獲時に二人の記憶を読み取り、二人が両思いであることを知る。それをおもちゃにしている。


 そして、タクマの家族の記憶を改変し、彼の家に居座ってしまう。そこで食べたエビフライのあまりの美味さに地球に惚れ、本格的に侵略を計画。


 様々なトラブルを持ってくる、まさに疫病神。老人の様な口調が特徴。そこで本物と見分けがつく。



「夏河樹(樹さん)」

 タクマの想い人。夏芽が擬態しているので、瓜二つ。髪はセミロング。背丈は決して高くないが、背筋がスラっとしているので、高めに見える。美人。


 性格も良く、クラスでも人気者。成績は意外と中くらい。両親は宇宙開発企業「オーバーサイエンス社」の経営者。それがきっかけで、子供の頃から宇宙人は見慣れている。



「オーバーサイエンス社」

 樹さんの両親が運営する国家機密レベルの技術を持つ、宇宙科学企業。そのレベルは最先端の宇宙人たちとも肩を並べるほど。エボン星人とも商談が成立。そのかわりに樹さんを差し出した、ろくでなし企業。



「エビフライ」

 タクマ一家の経営する食堂「味処やぐるま」のメニューの一つ。ごく普通のエビフライだが、夏芽はその味に大感動。その後は、彼女(?)の一番の好物になった。宇宙では「料理」という概念を持つ文明は少ない。


 普段は宇宙人は皆、文明が進みすぎて栄養剤で取っている。「味処やぐるま」は他の料理も水準が高い。



「第七星群警護班」

 地球を含めた宇宙の区域の一つ。エボン星人はここでは、特一級の犯罪者集団とされている。しかし、科学力ではエボン星人に劣るため、なかなか上手を取れないでいる。



「リーン」

 エボン星人の一人(?)主な業務は母艦のオペレーター。だが、艦長の夏芽に対する態度は冷たい。いつも夏芽が暴走するため、その帳尻合わせに手を焼いている。


 彼女(?)も人間に擬態している。金髪美女。歳は夏芽より上に見えるが、実際は逆。オーバーサイエンス社との商談の窓口にもなっている出来た女(?)



「ライダー」

 正式名はGS-4-ASW。最新式の小型宇宙戦闘機。これ一台で東京ドームが27個買える。単位が分からん。他にも、因果律砲、ネロウルフショット、グランバラガムと、よく分からんが、エボン星人はスゴイ兵器を多く所持している。



「三佐公園」

 タクマが夏芽と初めて会った公園。30年後、地球にも宇宙科学が蔓延すると、ちょっとした観光スポットになる。



「双子設定」

「味処やぐるま」で看板娘として働くことになった夏芽と樹さん。見た目が同じなので、双子という体で働いている。そして、同居している。樹さんが住み込みなのは彼女の両親の計らい。ここから二人と一生命体の関係性が大きく変わっていく。



-番外編-


「夏芽の名前」

偽樹さんでは呼びづらいので、樹さんが命名した。気に入ってもらって何よりだ。

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