物語になれない夢の欠片
記憶がなくなる夢
放課後の学校で文化祭前の準備を手伝っていた
4階で作業をしていて、外にある物を取りに行くために1階に行くが出口があるはずの場所には壁しかなく、仕方なく違う出口に行くがそこにも壁しかない。
不安になって4階の作業をしていた教室に走って戻ろうとするが、4階に戻ったはずなのにその教室が見当たらない。
階段の近くでは生徒が先生に怒られている。
5階まできてしまったのかと思い、もう一つの階段で1つ下の階に降りたがそこは使われた形跡がない埃を被った空き教室しかない。
不安になりもう一度階段を降りようと振り返ると、廊下の奥から知らない制服の女性が歩いてきて怪訝な顔でこちらを歩いてくる。
突然違う場所に来てしまったのかと焦った私は走って1階に戻るが、1階には教室は無く色々なお店が入るショッピングモールになっていた。
元々出口があった場所から今回は出る事ができるかもしれないと思いその方向へ走るが、そこにはベンチが置いてあり、小学生ぐらいの男の子が休憩していた。
4階の元いた教室に戻る事も、出る事も出来なくなり不安と焦りでもう一度階段を駆け上がって1階ずつ教室を確認していると、気がついたら4階まで来ていたようで、男子生徒はまだ先生に怒られている。
突然、背後から一緒に作業をしていた友達がどこにいっていたのかと声を掛けてきた。
やっと戻る事ができたと安心していると、友達から今日はもう帰ろうと荷物を渡され、一緒に1階まで降りた。
しかし、途中で友達が消えていた
1階まで降りるとそこはまたショッピングモールになっている。
今回こそはと出口の方に向かうが、そこにはやはりベンチしかなく、先程の男の子の代わりに男の子そっくりな銅像がベンチに腰掛けている。
不気味に思い来た道を戻っていると、知らない男性に今まで何をしていたのかと聞かれ、困惑していたが、そこで自分の記憶が無くなっている事に気がついた。
記憶が無い事にパニックになる私に気がついた男性は、あそこにある上りのエスカレーターに乗ると記憶が戻るよとエスカレーターを指差しながら言うので、とりあえず乗ってみた。
すると、途中でエスカレーターが途切れて落下していく。
落下していく途中の周りの風景は、今までの思い出や記憶が映像として流れているもので、しだいに色々な記憶やその時々の感情が戻ってきた。
最後に戻ってきたのは忘れていたはずの死にたい、消えたいという感情だった。
落下したその先に先程の男性がいて、笑顔で思い出した?と聞いてきた。
夢日記 雨降らせます @amefurasemasu
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