.50Cal

ツングースカ地方のとある森林


「…ホントにこれでヘリ落とせるのかよ」

「一応五十口径の徹甲弾だし大丈夫じゃないか?」

「えー…」

「心配すんなよ!技本が試験した時はヴァイパーはもちろんロングボウのキャノピーも撃ち抜いたらしいからな!」

「でも技本だろ?」

「ああ」

「技本なんだよな?」

「どうした?」

「あいつら基本ふざけてるし…」

「流石に命に関わるのはふざけないだろ」

「(;-ω-)ウーンまぁそうかもな」


(近づくローター音)


「おっと…敵さん来なすったぞ、射撃用意」

「了解、…ありゃハボックか?」

「…だな、上空到達まで約3分てとこか」

「真下からか?」

「ああ、真下は攻撃ヘリの死角だからな」

「上手くいくかなぁ…パイロットの足吹き飛ばしただけとか、穴ぼこ空けただけとか嫌だぜ?ロケット弾は喰らいたくないなぁ」

「なんなら変わるか?あと2分だ」

「……いや、これは俺の銃だ。やるさ」

「ふっ、その意気だ、射撃体勢に入る」

「了解」

「よし、あと1分だ」


~30秒後~


「来たぞ!射撃用意………撃ぇ!」

(5発分の銃声)

「…やったか?」

(小さな爆発音)

(変調するローター音)

「よし!」

(クラッシュ音)

「やったぞ!」

「よしっ!…撤収するぞ!」

「了解!」

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短編集(仮) JSSDF @JSSDF

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