8.(無題)

嫌なものは嫌だとはっきりとそう主張する

大人ならしないであろうそんな子供みたいな事を僕は当然のようにする

その拘りに拘るあまり赤の他人様に脳を弄られても全然全くこれっぽっちも気付きはしなかった

突如として引き攣りだした口角が僕の満面に笑みを造りだす

クククと嗤っては馬鹿を熱演しハハハと嗤っては阿呆を物にする

遅遅として進まぬ芝居劇の席は見渡さずともがらんどう

そこにカボチャを態態置いて独り僕はワハハと嗤った――

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