海月と炭酸飲料

あの夏を忘れない

のど奥ではじける炭酸飲料の

くちどけと同じ場所にしまって

らいちの甘酸っぱさで味付けして

げつ面は

ぜんぜんきれいじゃないらしいって

り解している者同士

いち度は言ってみたくって

み日月が綺麗ですねとか

たいそう遠回りな恋文をしたためかけて

いやおかしいだろうと

とおく過ぎた日の思い出を

おもい返すとなりに君を

もう何年たったっけ

つたえたいよ

たえまなく私の心に誰がいたかって

ひとりのときも

となりに誰かがいたときも

なにをしていても

り由もなく心に君がいたことを

でも知らなかったな

わたしだけではなかったなんて

らいせも一緒にいようね

つづきを誓う君は好きだけど

うそみたいな笑顔で

きょうを約束してくれればそれでいいんだ

みしらぬ来世の君なんてしらない

に度と逢えない今の君がいい

このまま

いまを重ねて

しろと青のキーホルダー

たからものを君と共有したかった


あの海月くらげ ゼリーみたいと 思った日 となりで笑う 君に恋した

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