第1章 高校1年の春 友情と恋のはじまり

第1話 高校入学式①

ようやく第1章開始です。お待たせしました。

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私立八王子翠嵐学園。10年ほど前に共学化された元女子校である。


その名残か、今も女子の比率が高い。毎年300人ほど入学するが男子は50人いればいい方らしい。


そんな中、俺こと金栗佳浩と、幼馴染の牧野結愛はその学校の門を潜ろうとしていた。


「いやでかいなぁ。うちの中学がちっぽけに見えるわ」


「まぁここは私立だから...」


と結愛が返す。


八王子翠嵐学園はそこそこ歴史ある学園である。偏差値も高いが、それ以上に女子の制服が非常に可愛いことで有名だ。だから女子の比率が高い。ちなみに男子の制服も普通にかっこいい。


校門をくぐり、クラス分けの紙が貼られている場所に移動すると、もうそこには100人以上の生徒がいた。近くには行けそうにないのでこの位置から見る。


1学年あたり9クラスに分けられるので、シンプル同じクラスになる可能性は9分の1。しかし俺たちは、その9分の1をうまく引き当てた。


「同じ3組っぽい。よろしくな。」


「うん、こちらこそよろしく。佳浩くん。」


と言葉を交わし、さっそく3組に向かう。3組にはもうすでに15人ほどが入っていたが、俺たち2人が入ることで空気が変わったように感じた。


(え、何あの子。マジで可愛いんだけど)


(うわ可愛い。お友達なりたいなぁ)


みたいな細い声が交わされあっているのに俺は気づく。まあその辺は結愛に任せるとして、俺は自分の席に座る。


座ってから1分ほど経つと、歩いてきた1人の男子が


「君も3組なん?俺は橋本はしもと雄平ゆうへいや。よろしくな。君の名前は?」


と3文で話しかけてきたので


「雄平か。俺は金栗佳浩だ。こちらこそよろしく。」


と俺も返した。


雄平と話すと、彼とはいい友人になれそうな気がした。そして彼も野球をやっていて野球部に入るつもりだということもわかった。


「一緒にバッテリー組めたらいいな」


と雄平が返すと


「まあ俺たちのポシションが合えばな。」


とかえした。俺は一応中学時代は投手をやっていたがどうなるかはわからない。


その後も雄平と話してくると若そうな男性の先生と体格ががっしりとした中年の男性の先生が入ってきた。

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