一気に読んだ。話が寄り道しているかと思ったら、最後まで読んだらつながっていた。この後どうなったのかも知りたい。
主人公たちは次々とピンチになるけど、すぐ爽快に反撃のターンになるのでじれったさはゼロで読めました。何もできない追い詰められた状態から、どんどん力をつけ、味方を増やして自分たちの願い通りにしていくところが気持ちよかったです。
複数転生者による連携破滅回避ストーリー・・・だが、甘くねえ!「強さが全て」に飽きた社会人向けの良質な圭作。作者さんは、社会で苦労なさったのか、モンスターより人の方が厄介で・・・回避するたびに謎が深まるが、次第に見えて来る主人公の秘密が、推理小説の謎解きのようで、グイグイ来る感じ。それでも、作者さんの「勇者」観は、働く人には「こういう人がいたら・・・」という希望の象徴のようなモノかもしれない。