魔法が台頭し剣士が衰退した世界と、
千年後に魔法が封じられ、剣士こそが唯一の希望となる世界。
その「二重の逆転劇」を丁寧に描いた、とても熱くなるファンタジーでした。
主人公ダンテは、かつて最強と謳われながら、魔法という新時代に敗れた剣士。
けれど、千年後の世界へ送り出されたことで、彼の「古い技術」は再び輝きを取り戻します。
千年後に現れたダンジョンは、魔法の力を封じる特性を持ち、
結果として 「剣士だけが戦える世界」へと反転する仕組みがとても魅力的でした。
剣士の誇りを失った男が、
再び「自分の生きる時代」を見つけていく物語として、人間ドラマとしても読める一作だと思います。