これはとある廃棄予定個体の『ぼく』と、それを作った『博士』の決して長くはない終のひととき。
物語の導入部分が分かりやすく、想像しやすい舞台だからこそ、すんなりと世界観に浸ることができ、二人の登場人物の心情を汲み取るための余白が生まれているようでした。
決められた言葉と動作を繰り返す機械に感情はあるのだろうか。
博士が抱く感情の定義と、自分の結末を分かっていながら日常を繰り返す『ぼく』が作り出す。『データは心になり得るか』という疑問の答えとは。
是非、お確かめください。
素晴らしい作品をありがとうございました。