最近友人の紹介で読み始めました。今は2巻読み終わったところです。美しき言葉と描写が、中世の聖歌や詩のように語り出す。そこから見える、言葉的なリズムが特に好き。
一番印象的なのは、ロベルトが抱える自分の親へのコンプレックス。
爽やかな人に見えるが、彼は実に繊細で、少し臆病だった。そんな彼は、相棒である平賀の純粋さによって救われたと思います。一方で、生活能力ほぼない平賀なら、日常の出来事を面倒見にくれるロベルトがあれば、より健康な生活を送るのだろう。
言葉の隅々から、作者さんの愛が見える。キリストの世界は愛で動かす世界だと思います。それに、作者さんも愛を込めて、物語を丁寧に紡ぎ出すことはなんか見える。それは何より感謝すべき、ありがたくことです。