第5話 予定との戦い

「教授きめぇ~」

そんな戯言を言いながらいつものように家に帰った。そしていつも通り椅子に座り勉強しようとした。

(そういや花梨ちゃん何してるかな。)

なんのきっかけもなくそんなことを思いIRIAMを開いた。しかし、まだ配信していなかった。月末だったため、バッチを取りに行かないといけなかったのでポイ活をして最終日とりにいこうかと考え、サッとポイ活を済ませ勉強を始めた。


12月31日

私は予定通り配信に行った。

「なをさん!ひさしぶり~」

帰省していたので実家にいたのだが、実家より実家にいる気分でいた。私は、

「バッチ取りに来たよ。」といいギフトを送ろうとした。すると花梨ちゃんが、

「時間足りてる?今日30分しか配信しないよ。」と言った。

(まずい...)

バッチをとるための条件はギフトの他に視聴時間というものがある。今月は忙しく配信に行けなかったことを今思い出した。


「あ、終わった。」


バッチだけは毎月取っていたので精神的にキツかった。だが、花梨ちゃんは、

「大丈夫だよ!来月また取ってね。」

と言ってくれた。この人はほんとにいつも女神だなと改めて感じた。僕は少し複雑な気持ちもありつつ配信を抜けた。

(来月は絶対とる。)

そう心の中で深く誓った。


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推し活 なを @87123

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