第一部 たとえここがどこであろうと
第一話 オハラの村とオークの首
「ワシの肛門は元に戻りませんが、村はまたやり直せます」
オハラの村の老いた
――……それは突然の出来事だった。5年前、ムダル大陸の北端、通称『絶望岬』にて魔王城が復活した。魔王城は巨大な地震を伴って、大地の隆起のように現れ出て、そこから無数の魔物たちを吐き出した。魔物たちは群れを成し、あるものは人間のように編隊を組み、凄まじい勢いで大陸全土に拡がっていった。
ここ、オハラの村は、ムダル大陸ほぼ全域を支配する人間の帝国『アル=カザンサ』の領内で最北に位置する村、つまり不運にも、魔王城に最も近い人間の拠点として、真っ先に魔物の襲撃を受けてしまったのだった。
5年前のある日、魔王軍において、四天王クラスの実力を誇ると云われるオークキングが、数百体のオーク族を引き連れてこの村を襲った。ほとんどすべての村人たちが怯えふためき、逃げ惑う中、勇敢にも立ち向かう女の姿があった。女の名はベルガンディア。赤髪の、若く美しい女で、この村で唯一、戦闘系の加護である『
「私の身体をくれてやる! 煮ようが焼こうが好きにしろ! だから……」
ベルガンディアは単身、オークキングの前に立って叫んだ。部下のオークたちは村人たちを追い立てるのを止め、キングの判断と指示を待っていた。
「……だから、ほかの者は見逃してくれと言うのか?」
オークキングはくぐもった、洞穴から吹く風のような声で言った。魔王軍の中でも、知力の高い魔物は人間の言葉を解し、話すこともできる。できるからと言って、人間と魔物が手を取り合って、共生することなど、到底できるはずもないのだが。
「…………そうだ! 私が貴様らの慰み者になってやると言っているんだ!」
オークキングはベルガンディアの肢体をまじまじと眺め、ゆっくりと時間をかけて舌なめずりをした。硫黄のような刺激臭のする唾液が零れ落ちた。ベルガンディアはつい、一瞬顔を歪めたが、歯を食いしばり、すぐに気を持ち直した。彼女の鋭い眼差しはまっすぐにオークキングを、そしてその先の未来を射抜いていた。
ベルガンディアは覚悟していた。ここで死ぬための覚悟ではない。どんな苦しみや恥辱にも耐え抜く覚悟だ。村の子どもたちや、若い娘たちを魔物から守り抜くための覚悟だ。どれほど酷い目に遭わされようと、決して屈しない覚悟だ。そして、魔物どもが一瞬でも隙を見せたならば、たとえ刺し違えてでも、奴らを貫き斃す覚悟だ。
「おお、ベルガンディア……どうか下がっておくれ!」
年老いた村長は、そんな彼女を黙って見捨てることができなかった。数刻前、魔物たちに背を向けて、逃げようとした自らを恥じ、村のために我が身を捨てようと覚悟を決めた若い女の勇気に胸を打たれ、どうか下がってくれ、死ぬのは老い先短いワシ一人で良い。とそう言おうとした矢先だった。
「オマエ……なにか勘違いしてないか?」
ざらざらとした恐ろしい声で、オークキングが言った。
「オマエは自分が若くて魅力的と思ってるかもしれんがな……」
周囲のオークたちは、ベルガンディアの蛮勇を嘲笑うように、年老いた村長の
「オマエは、犬や馬に発情するのか?」
ベルガンディアは赤面した。全く、オークキングの言う通りだ。自分の若さや美しさが、種族を超えてなお通用するなどと、思い上がっていた。この小さな村の中では、自分の容姿はかなりイケてる方だなどと、思い上がっていた。村人300人の命と引き換えになるほどの美貌だとすら考えていた。これが愚かな思い上がりでなくてなんだと言うのか。それを、こんな、知性のカケラすら持ち合わせていそうにない、醜い魔物風情に指摘されて、穴があったら入りたい気持ちだった。
オークたちの大笑いを浴びながら、無力感と、羞恥心に由来する怒りと、淡い期待がベルガンディアの胸の内に湧き上がってきた。この醜い豚魔獣どもが人間に欲情しないのならば、わざわざ私が生贄を買って出なくとも、この村の人々は無事でいられるのではないか? しかし間もなく、この豚どもの目的なシンプルな殺戮かもしれない、と思い直し、絶望が心を支配した。複雑に明暗入り乱れた感情が、頭の中で渦を巻き、ベルガンディアは言葉を発することもできず、力なくその場に膝をついた。
老いた村長は、ベルガンディアになんと声をかけていいかわからず、ただ狼狽えるばかりだった。
「……あー、しかし、あれだな」
オークキングがそう切り出すと、周囲のオークたちはぴたりと笑うことを止めた。そしてキングの次の言葉を待った。
「そっちの奴は、ちょっといいな……」
と言って、オークキングは年老いた村長を指さした。
「えっ」
村長とベルガンディアが、ほとんど同時に声を上げた。というより、口から勝手に音が漏れた。意思と感情を伴わない、ただの生理反応としての「えっ」だった。
「オマエが俺たちのオモチャを買って出るなら、ほかの人間は殺さないでおいてやる」
とオークキングの、あまりにも手厚いサービスの提案だった。年老いた、痩せた老人の肉体一つで、数百の村人の命が買えるなら、こんなにお買い得な条件はないだろう。
「……ワ、ワシの尻くらい安いもんじゃ!」
村長は叫んだ。入れ歯が落ちた。オークたちが大歓声を上げた。オークキングは、慌てて入れ歯を拾い上げる村長を見て、胸がときめくのを感じた。
ベルガンディアは「魅力で村長に劣る」と豚魔獣に言い渡されたことがショックで、ほとんど目の光を失って、力なく開いた口からは、唾液の糸が細い滝のように滴り落ちていた。
こうして、村長一人を生贄にして、オハラの村人たちは、オークたちから直接的な危害を加えられることはなくなった。しかし、生活の自由は大きく制限され、オークたちのために休みなく土を耕し、昼も夜もなく採集に出た。奴隷同然の日々は、オハラの村人たちを憔悴させた。村長宅からは、夜な夜な悲鳴に似た嬌声が聞こえてきた。誰もその悲劇を目の当たりにしたわけではない。しかし村人たちは、あまりにもおぞましい想像に耐えきれず、何度も自死を試みたが、肥えた支配者たちはそれすら許さなかった。そんな日々が5年間も続いた。もはや村人たちに人間の尊厳など、欠片も残されてはいなかった。
悪夢のような5年間に、突然終止符が打たれた。帝都からやって来た英雄たち――――皇帝陛下の勅命により結成された『帝国騎士団』が村に到着してから、約30秒。オハラの村を支配していた約400体のオーク、そのすべてが絶命するまでに要した時間だ。
騎馬隊がオークたちを追い立て、
若き騎士団長は単身、村の最奥の村長宅へ向かった。扉を蹴破る音に驚いたオークキングが、村長の腰から両手を離した時には既に、キングの首は胴体から切り離されていた。
騎士団長が
「キャアアアッ!」
と叫んだ声の主が若い娘でなく、素っ裸の村長だったことに騎士団長が気づいたのはその後だ。
「大丈夫か?」
オークキングの血と内臓に塗れた騎士団長が尋ねた。村長は恐怖に歯を鳴らしながら、必死に、コクコクコクと首を振った。まだ事情が上手く飲みこめていない村長を安心させるために、騎士団長は顔に浴びた血を拭い、見栄を切って叫んだ。
「我々は、帝国騎士団である!」
30秒。彼らが村の入り口を潜って、今に至るまでの全ての殺戮が、この30秒に凝縮されていた。村人の負傷者は0人。帝国騎士団の損害は、僅かに矢を消費したのと、鎧が返り血で汚れた程度だ。オハラの村人たちが、長い悪夢から解放されたことを理解し切るまでに、それからおよそ3時間かかった。
村人の一人は後に語った。まだ夢を見ているみたいだと。
村人の一人は後に語った。神の遣わした奇跡だと。
村人の一人は後に語った。オークを哀れに思うほどの猛威だったと。
村長が語った。ワシの肛門は元に戻りませんが、村はまたやり直せます、と。
……——そして今、帝国騎士団の兵たちは村の広場に
村人たちはありったけの食料と、感謝の歌と舞いをもって兵たちを讃えた。
オハラの村は奇跡だった。帝国騎士団がこれまでに解放して来た村や町では、住民の多くは魔物に命を奪われ、人間が一人もいない町を解放することもあった。そういった町では、食料の提供はおろか、このようなもてなしを受けることはありえなかった。討伐した魔物を食おうにも、骨ばっていたり、毒の粘液に覆われたりしていて、とても食えるような代物ではなかった。
兵たちは村の女たちの美しい舞いに見とれていた。血と土埃にまみれた兵たちにとって、若い女の舞いはまるで、ひとときの甘美な夢のようであった。
「さあ、団長様には一番のご馳走をご用意しました」
村長がそう言うと、村の若い男が三人がかりで大皿を運んで来て、騎士団長の前にドシと置いた。それはオークキングの首を丸焼きにしたものだった。
「うわっ」
と兵の一人が声を漏らした。
「村一番の料理人が腕によりをかけました。きっと、喜んでいただけるかと……」
村長は深々と頭を下げた。禿げた頭頂部がぴかりと輝いた。村長の身体は小さく震えていた。5年に渡り、自分の身体を弄んできた魔物が今、こうして首だけになって皿に乗っているのだ。その心中は察するに余りある。
「これまでよく耐えた」
騎士団長は静かに、熱のこもった声でそう言うと、村長のつるりとした頭にポンと右手を置いた。
「今日からは安心して眠ると良い」
村長は、ああ……と声を漏らすと、篝火の炎を閉じ込めた熱い涙を、ボタボタと零した。この5年間、決して誰にも見せなかった涙だった。
「さあ、どうか召し上がってください」
村長は涙を拭い、目いっぱいの笑顔でそう言った。村の男たちが次々に大皿を運んで来て、騎士団長の前に並べていった。オークのバラ肉、カルビ、ロース、ミミガー……じっくりと煮込まれて柔らかくなった魔豚足が、皿の上でぷるりと揺れた。
兵たちに供された食事は今のところ、雑穀の固いパンのようなものと、豆を煮込んだスープと、それといくつかの根菜類のソテーだった。この村に肉類の備蓄はない。オークが肉食を禁じていたためだ。つまり今、騎士団長の前に並べられているオーク肉がメインディッシュのすべてだった。これは、キングを討伐した騎士団長に対する、村人たちからの精一杯の感謝と、尊敬のしるしだった。
兵たちは、騎士団長の前で湯気を立ち上らせる肉料理を見て、ゴクリと唾を飲んだ。魔物の肉とはいえ、なんて美味そうなんだ、とスープを口に運ぶ手が止まるほどだった。しかし、兵たちはこの待遇の差に納得していた。今日も、これまでも、常に騎士団長が最大の戦果を上げてきた。騎士団長あっての帝国騎士団だ。しかし……。
「私は食わん」
騎士団長はきっぱりと言った。それは兵たちの想像通りの言葉だった。
「皆で分けてくれ」
そう言って騎士団長は立ち上がり、その場から歩き去ろうとした。村長は慌てて騎士団長を引き留めた。
「なにか、お気に障ることでも……」
村長は弱った顔で尋ねた。禿げた頭頂部にじんわりと汗をかいている。
「いや、あなた方のもてなしには感謝している。ただ、腹が減っていないだけだ」
と騎士団長が言い終わるのと同時に、彼女の腹から猛獣のいびきが聞こえてきた。ゴゴォーッと鳴り響くそれは、明らかに尋常ならざる空腹のしるしだった。
「あの……やはりお腹が空いていらっしゃるのでは」
「いや、満腹だ」
「でも、今お腹が……」
「屁だ」
騎士団長は眉一つ動かさず断言した。村長は「へっ」と間の抜けた声を出した。オークキングを斃した時、返り血を浴びた彼女の姿は、鬼神の如き迫力を放っていた。そんな彼女の口から「屁」という言葉が出て、村長は戸惑っていた。まさか冗談を口にする方ではあるまい。いや、しかし、屁、いや。
兵たちは恐る恐る大皿の肉料理に忍び寄り、各々の取り分を毟り取ろうとしているところだった。騎士団長はそれを一瞥して「村の者が先だ」とそれだけ言い残して、どこかへ歩き去って行った。
兵たちはしょんぼりして、村の者たちに肉を取り分けた。村人たちは5年ぶりの肉の味を嚙みしめて、ようやく自由を味わった。口いっぱいに肉を頬張りながら、涙さえ流した。声にもならない声で、何度も何度も感謝を述べながら。
村人たちが腹いっぱいになった頃、兵たちに残ったのは骨の周りにこびりついた僅かな肉片だけだった。兵たちはめいめいの武器でそれを削ぎ取り、ちみちみと食い、小さくため息をついた。魔物より、空腹の方がよほど強敵だ。
前線に立つ戦闘兵たちが肉片を平らげたあと、非戦闘兵である補給兵たちに回されたのはもはや骨と、骨の継ぎ目に残された軟骨だけだった。彼らは自ら鍋を持ち出して、骨を煮込み、その汁を啜った。それでも誰も不満を口に出さなかった。マルコという男一人を除いて。
食事のあと、身を清めた女たちがやってきて、兵たちに体を密着させ、酒を注ごうとしたが、兵たちはそれを固辞した。騎士団きっての男前の、騎馬兵隊の長ジノマットには村一番の美しい若い娘(ベルガンディアではない)がついたが、ジノマットは怒張した股間を握りつぶしながら、涼しい顔でこう言った。
「その美しい体は、将来の夫のために取っておくんだ。君のその自由のために、俺たちは戦ったんだからね」
娘は赤面した。今すぐにここで抱かれても構わない、と思ったが、紳士の手前、はしたない女と思われたくなくて、素直にその場を後にした。ジノマットはそれを見て安堵のため息をついた。帝国騎士団にも女子兵は少なからずいる。万一、騎士団長に告げ口でもされたら……魔物よりよほど恐ろしい。
兵たちは騎士団長を畏れていた。しかしこれは、騎士団長による横暴や圧政によるものではなかった。誰よりも強く、誰よりも己に厳しい騎士団長を尊敬しているからこそ、兵たちは不満ひとつ漏らさず、民たちに尽くすことができた。無論、魔王を討伐した暁には、英雄に相応しい酒池肉林を望んではいるのだが。
……夜半、補給兵のマルコという男が空腹に耐えかねて、盗人のように忍び足で村を徘徊していると、村の外れのあばら屋から、奇妙な音が聞こえてくるのに気が付いた。
ビュッ、ビュッ、と何かが空を切る音だ。マルコが恐る恐る、朽ちた壁の隙間から中を覗くと、騎士団長が剣の素振りをしているのだった。
騎士団長の鎧はびっしょりと濡れ、長い銀髪が張り付いていた。足下には小さな水たまりができていた。
「まさか……汗……?」
尋常ではない。騎士団長は、自分たち補給兵以上に、食料らしい食料を口にしていなかったはずだ。さすがに、見ていないところでなにかは口にしただろうが……。若くして帝国騎士団長の座に就いただけのことはある。覚悟が違う。これほどまでに自分を追い込む騎士団長の姿にマルコは胸を打たれ、盗人のように食料を探し歩いていた自らを恥じた。
……騎士団長の腹の中で、猛獣がうなりを上げた。マルコは愕然とした。まさか、この人は、この村についてから、なにも食べていないのか。
騎士団長は剣を置き、地面に膝をついた。さすがに空腹の限界だろう。ああ、今ここでなにか、団長にお渡しできる物でもあれば。マルコがそう考えていると、騎士団長はおもむろに手で地面を掘り始めた。一体、なにをしているんだろう。マルコは目が離せなかった。騎士団長は、手のひらにこんもりと、砂利や雑草の混じった土を盛ると、少しの沈黙の後、その土の塊を口の中に詰め込んだ。
「……!!」
マルコは悲鳴をあげかけた。両手でぐっと口を押さえ、息を呑みこみ、すんでのところで声は漏れなかったが、代わりに心臓がバクバクと叫んでいた。
見てはいけないものを見てしまった。
騎士団長の口の中で、ジャリジャリと砂の擦れる音がした。何度かの咀嚼の後、騎士団長はごくんと喉を鳴らして土を飲みこんだ。そして今一度、剣を手に取ると、素振りを再開するのだった。
マルコは口を押さえたまま、走って逃げた。あれは一体、なんの儀式だろうか。限度がある。己に対する厳しさも、度が過ぎれば化け物じみている。一体なぜ。マルコの中の騎士団長に対する尊敬は、恐怖に変わっていた。一体なんなんだ。異常だ。異常者だ。うちの騎士団長は異常者だ! 頭の中で叫びながら、マルコは寝床に帰りついた。
マルコが戻ってきた音を聞いて、仲間の補給兵が浅い眠りから目覚め、目をこすりながら尋ねた。
「なんだ、マルコ。どこへ行っていたんだ」
マルコは息を整えながら、しどろもどろに答えた。
「えっ、あー、いやー、あれ……ションベン!」
あ、そう。と仲間の補給兵は再び目を閉じた。マルコは自分にあてられた寝床に潜り込むと、目を閉じて、先刻見た光景を頭から振り払おうとした。忘れろ。忘れろ。忘れろ。明日は決戦だ。眠れ、眠れ、眠れ!
と念じているうちに、夜が明けた…………。
…………
「では、どうかご無事で」
村の入り口で、村長が
「ああ、必ず魔王を倒す」
騎士団長はそう言うと、オハラの村に背を向けた。108名の帝国騎士団が、列を成して歩いて行く。帝国騎士団の姿が一人残らず地平に消えるまで、村人たちは感謝と励ましの言葉を叫びながら、手を振り続けていた。希望を胸に、
●tips! 『オークの好み』
言うまでもなく美オーク。100匹のオークにアンケートを取ったところ、やはり大多数がそう答えた。しかし結局のところ、容姿のみを理由に伴侶を選ぶオークは多くない。心の交流を重ねて、一生を添い遂げたいと思う異性が、理想どおりの姿形をしているかと言えば、必ずしもそうではない。それはオークも人間も変わらない。なお、ごく少数、異種族に情欲を燃やすオークもいる。人間に置き換えて言えば、いわゆる「ケモナー」だが、我々はそう言った少数派の方々の性的指向に対して、決して石を投げつけたりしてはいけない。それはオークも人間もなにも変わらない。
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