第20話 何はともあれごはん

 このエッセイのタイトルの通り、うちのイモリちゃんは、何もしません。


 自分の名前(ここではナイショにしておりますが、イモリちゃんにはカワイイお名前があるんですよう( *´艸`)フフフ)を呼ばれても反応しませんし、飼い主に甘えることもなければ、芸をすることもありません。以前に書いたように、飼い主とふれあって遊ぶこともありません。


 野生のイモリさんたちに比べれば、うちのイモリちゃんは、人間に対する警戒心が薄いのではないかなと思いますけれどね。


 ともかく、イモリちゃんは何もせず、ただいるだけなのですが、かわいいんです。


 今日は陸の上でごはんをあげていたら、イモリちゃんが、お口からはみるほどに頬張ほおばったごはんをどうにかしようとして、陸に一生懸命お口をこすりつけ――。


 ズルンッ!

 ボチャアンッ!


 足を滑らせ、盛大に水に落下していきました。


 りにくい陸を用意してしまったのは自分なのに、思わず笑ってしまった飼い主をよそに、イモリちゃんは水中で引き続き、お口からはみ出たごはんをどうにかしようと頑張っておりました。

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