心の中で

初めましてで目が離せなくなった


席が隣ならドキドキしたし


向こうの名前を聞くだけでもドキドキした


ただ、この気持ちを知るのに時間がかかった


そうなった頃には遅かった。


ただの当たり障りのない人A

そういないといけなくなってしまった。


この気持ちを伝える勇気はなかったし

どうにかなろうとも思ってはなかった


誰から聞いたのかも忘れた


“あの2人付き合ってるんだって”


それを聞いた時

感情という感情を消して


“そうなんだ”


という言葉だけが出てきた。



私の気もちって、そんな程度だったのか

防衛本能が働いたのかはわからないけど


心の中で留めておこうと思った

誰にも気づかれないように

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