第3話 オジサンによる都市国家分析



札幌(世界改変時推定魔法少女数 10人)

・定山渓・豊平峡など水力発電多数

・石狩川・豊平川の水源安定

・自衛隊密度が国内最大級

・人口が多く魔法少女発生数が多い

・人口密度が首都圏より低く、市街地が広く防衛しやすい

・農地が市外に広く残り食料自給が高い

冬場さえ越えれば“資源豊富で安全な北方都市国家”化。 魔獣の被害を最小限に抑えつつ、独自に完結する文明圏を形成できる都市トップ。


名古屋(魔法少女数 11人)

・東山浄水場など巨大浄水設備を複数保有

・木曽川水系は水資源が国内最強クラス

・中部電力の水力発電所が多い(長野・岐阜山間部)

・製造力が国家級のアドバンテージ

・陸自、空自ともに拠点多数

・物流拠点(港湾・高速道路)も都市国家形成に有利

食料生産、水力発電で岐阜方面を吸収できれば、日本中部の“巨大国家名古屋”になり得る。


東京23区(魔法少女数 50人)

・食料自給率は壊滅的

・水道は荒川・多摩川頼りだが水力能力は弱め

・魔法少女数が多すぎるため、“戦力は世界最強”

・戦力は最大だが、国家としてまとまる難易度も最大の都市。

 都市が分割する可能性あり。

・人口密度・インフラ規模が巨大すぎて維持が困難。

 下水道停止=衛生崩壊リスクが最大

戦力だけならぶっちぎりNo.1、生活基盤は最弱。周辺都市を飲み込む巨大国家になるのか。状況を動かす怪物になりそう。


多摩連邦(八王子+日野+立川)(魔法少女数 4、5人)

・相模湖+城山ダム+宮ヶ瀬ダムによる日本でも最強クラスの水力網

・多摩川上流の水源地帯に直結、浄水場が密集

・横田基地の影響圏であり、立川、八王子に自衛隊駐屯地あり

・山・林・農地が周囲にあり、東京都心より自給率が高い

・山で囲まれ、街の形状が防衛に適している

・人口が多すぎず少なすぎず

文明維持と防衛力のバランスが非常に優秀で、今後さらに魔法少女が集まってくる可能性もある。


横浜連邦(横浜+横須賀)(魔法少女数 21人)

・多摩川水系・相模川水系の大規模浄水施設が強力

・魔法少女21人程度で戦力は強大

・横須賀基地・横浜駐屯地

・港湾による海上入手ルートが貴重(護衛魔法少女の数的余裕あり)

・東京ほど人口密度は高くないが食料自給は困難

横須賀の海軍基盤を取り込んでいる。魔法少女が多いとまとまるか分裂するかが命運を分ける。


ほかは後日。山岳の隠れ里的な小規模な要塞都市なんかも存続している。

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