Chapter1.5
番外第1話・恥を捨てる。「未来」の為に。
累卵楼第三層の一角には、ガラス張りの床が広がる場所がある。正確には、一般的な強化ガラス以上の強度を誇る、超耐特殊樹脂の床だ。これは元々、医療兵団の実地調査部隊が、前世界崩壊の影響を比較的免れたとある地域で発見したものだ。これをダイヤモンドクレールがMRCに代理購入させた経緯がある。そして、新造が途絶えたロストテクノロジーの一つであるこれの半数をMRCに譲り、残りを第三層の一部における床材として嵌め込んだ。
巨鳥、その中で鋼の体躯であるサタンズクローやアイゼンフォーゲルが踏みしめても、それは決して割れない。仮に崩落して体が落下する事態に陥っても、己の翼を用いるだけだ。こうして、その一角は巨鳥たちの「立ち話」をする際に多用されるようになった。一門の弟子たちには秘匿された、「巨鳥たちの内輪話」の場所として。
透明な特殊樹脂を挟んで
「『外』はあらゆる者の、あらゆる思惑が渦巻いている。それを知るのは、自分たちと同じ巨鳥に変じてからでよい」という。
****
「…………殺すぞ?」
累卵楼第三層の一角、その透明な床の上でフリッシュが他の五賢師たちを睨んだ。他層と同様に、第三層もまたその内部に広大な空間を有するが、現在ここにいるのはフリッシュたちだけだ。五賢師より下の巨鳥は第三層から退出している。彼ら彼女の直弟子たちは、フリッシュが累卵楼に到着する前に行なわれたという小会議の時点で、第二層の寮での待機を命じられた。
五賢師の会話は五賢師がそれを望んだ時、外部から完全に秘匿される。その秘密主義は、翼正会を
「お師様、『殺す』なんて言っちゃいけないよお」
特殊樹脂を踏みつけるフリッシュの趾から数メートル離れた地点、そこに立つプレアデスが、朗らかな微笑みを浮かべて己の師を窘めた。鋼に包まれた手を、鋼に包まれた腰に当てている。幼さが残る顔つきと黒い長髪を後ろ頭で無造作にまとめている首の下、その身に纏う漆黒のハルクエンジンはフリッシュが与えたものだ。
それはフリッシュがプレアデスを弟子として迎え入れるにあたって、プレアデスに必要なものだった。既製品のハルクエンジンでは、その条件を満たせない。ゆえにフリッシュは、金庫から莫大な融資を得て、ハウスコイルに特注の鎧を製造させた。「未来」への礎の一つとして。
そして、プレアデスはすでにフリッシュの嘴から、翼正会におけるいくつかの最高機密を聞いている。九賢師時代などについてだ。かつてダイヤモンドクレールは「火消し」を念入りに行なったが、フリッシュはそれに従う気概はない。プレアデスはフリッシュから、「あの時起こった全て」を聞いている。それによって、この場に居合わせる事を許されているのだ。
そもそも、今日の「主役」はプレアデスだ。これはプレアデスとゴールデンサウンドの手合わせに対する、事前の調整だ。フリッシュの目的は、「未来」の為にプレアデスを巨鳥と戦わせる事にある。己の弟子が、特注のハルクエンジンを着装した上で勝利を掴み損ねれば「それまで」だ。その際には、フリッシュはプレアデスのもとから去る事を告げている。
加えて、プレアデスの稽古に協力したアディクトテーラーへの義理を果たす目的もある。テーラーはプレアデスがサウンドに勝利し、それをもってサウンドへの
プレアデスの挑戦を一般に公開し、興行として主催する翼正会が、延いてはクレールが屋台の出店料を徴収する事で、挑戦権とサウンドの指名は取りつけた。これからクレールからサウンドへの
そして、その話し合いの裏でサタンズクロー以外の五賢師四羽が念話を繰り広げ、機械巨鳥の直弟子であるミチビキに対してクレールが探りを入れる為の演技への協力に合意が交わされた。フリッシュはクレールの手口を熟知している。そして、術数の巧みさこそ、九賢師時代の終わりにエターナルキャリバーとグアンダオストームがクレールを翼正会頭領に推し、アイゼンフォーゲルがそれに同意した理由だ。
フリッシュはここで話を切り上げるつもりだったが、やはりクレールたちはプレアデスの「弱点」をすぐさま見抜いた。それが口外されればフリッシュの、「未来」への画策に好ましくない影響が出る。フリッシュはそれの秘匿を約束させる交渉に入った。フリッシュから暴言が漏れたのは、クレールから告げられた条件が、大ミサゴにはあまりにも屈辱的だった所為だ。
「フリッシュ、プレアデスくんの言う通りです。師匠の言動は弟子の教育に影響します」
フリッシュとプレアデスの右斜め後方、師弟の周囲を囲む一羽であるストームが、嘲笑いながら皮肉を口にした。
「ストーム、自分の直弟子にさほど関わっていないらしいな」
それに対して、フリッシュは鋭く睨んで皮肉を返した。顔をしかめる漆黒の大サギが視線を向けたのは、フリッシュではなくキャリバーだった。
「キャリバー、フリッシュにどこまで情報を流したか知りませんが、俺たちの邪魔になるようなら、俺たちにも考えがあります」
ストームの口振りには、「ダイヤモンドクレールとグアンダオストームの番い」という意味が込められている。九賢師時代にはフリッシュを含めて、クロー以外の現五賢師四羽は利害の一致により結託した仲だが、それ以降は三つの派閥に分かれている。一つは、クレールとストームという身も心も芯まで繋がった番いだ。
「俺は事実を伝えたまでだ」
フリッシュとプレアデスの左斜め前方、師弟をストームと挟む形で佇むキャリバーが、左目を眼帯で隠した顔で睨み返した。もう一つは、独自の行動をするフリッシュと、そのフリッシュから頼まれていないにもかかわらず陰から便宜を図るキャリバーだ。
フリッシュが険しいままの顔をキャリバーに向けると、漆黒の大クマタカは漆黒の大ミサゴへ、ありし日の恋仲へ無言で頷いた。
「プレアデス、飽きたか?」
「そんな事ないよお。お師様たちのお話はそこそこ面白いよお」
フリッシュはキャリバーを無視した。フリッシュがプレアデスを見つめると、漆黒の鎧を纏っているプレアデスは笑みのままであった。
「それこそ俺たちにとって邪魔です。
「黙れ。お前にフリッシュの何が分かる?」
「あなたこそ、フリッシュの何を知ってるというんですか? フリッシュに愛想を尽かされたあなたが。言ってみてください。さあ」
フリッシュは左の上の翼を広げ、プレアデスを自身の胸元に引き寄せた。それをプレアデスの前に挺したまま彼の盾とする。
フリッシュは斜め前後へと視線を交互に動かした。キャリバーとストームは翼を広げ体勢を下げた。互いに、今にも相手へと飛びかかろうとしている。フリッシュが眼下を確認すると、その様子を眺めているプレアデスが「大変な事になったねえ」と呑気に呟いた。
その時だった。大きな引き笑いが一帯へと響き渡った。フリッシュが左斜め後方へと瞳を向ける。そこには引きつったように首を小刻みに揺らしながら、カメラアイすら存在しない顔で笑うサタンズクローがいた。
「噂ニ聞イテイマシタガ、皆サン、フリッシュトハトテモ仲ガヨロシイヨウデスネ。ア、ドウゾ、オ構イナク」
次の瞬間、ストームが体勢を変えないまま魔法で生成した光の槍をクローに放った。それはクローへと目がけ直進し、そしてクローの体を貫通した。
光の槍が攻撃魔法としての本懐を果たしたわけではない。クローの体が立体映像の如く、光の槍を素通りさせたのだ。クローを全く傷つける事ができなかった槍は第三層の床に突き刺さり、すぐさま霧散した。
フリッシュはその現象の原理を知らない。しかし、予想はできる。あれは純粋科学のいずれかの分野による非物質化か、あるいは量子力学的な事象の応用だろう。クローの引き笑いが更に音量を高める。
クローは、先ほどフリッシュたちが交わした念話を知らないだろう。あれは五賢師四羽の魔力を集結させ、徹底的に秘匿された。しかし、フリッシュたちの仲を知るクローは、何かを察しても不思議ではない。あるいは、完全に見破っているかだ。これはその小さな報復なのかもしれない。
「小賢しいです、クロー」
ストームはそのような負け惜しみを呟いたのち、翼を畳んで背筋を立てた。キャリバーもそれに続く。フリッシュもまた、プレアデスを守っていた翼を戻した。
フリッシュはかねてより「魔王の爪」の噂を耳にしている。最も特徴的な超越合金装甲の他に、クローの体にはいくつかの純粋科学技術が搭載されているらしい。それらは全て、現世界で失われたロストテクノロジーか、MRCの機密情報として秘匿されているものとの事だ。
ハウスコイルなどの、「仕事」を請け負う上で比較的友好的な組織へ、フリッシュはクローの調査を依頼している。しかし、現在までの結果は芳しいものではない。間違いなく、クレールによるクローに対する諜報も同様だろう。
「ストーム、お前は黙っていろ。クローもだ。いい加減その気色悪い笑いは止めろ」
フリッシュは右斜め前方を見た。クレールがティアラを冠した下の顔で一同を睨んでいる。それによってクローが笑い声を止めた。クレールがフリッシュに対して嘲笑を向ける。
「話を戻すが、どうする、恥知らず? お前が決める事だ。言っておくが、お前に恥をかかせられるなら、俺はいくらでもお前との約束を守ってやるぞ?」
「…………」
フリッシュは隻眼でクレールを睨み返したのち、プレアデスへと視線を落とした。フリッシュの直弟子は、変わらず落ち着いたまま微笑みを湛えていた。
「お師様、ボクは無理しなくていいと思うよお。お師様にはそれが恥ずかしい事って分かるし、ボクの弱点が翼正会とそれ以外のみんなにバレても、ボクは全然いいしい」
フリッシュは顔を上げ、そして顔をしかめながらため息を一つついた。それから、静かに呟いた。
「僕がそれを許さない。『未来』の為に」
「覚悟が決まったようだな、
浮き立つ嘲笑を続けるクレールに対して、フリッシュは恨みを込めた瞳で見つめる事しかできなかった。
****
「すごい……100万点……いや……1億点くらい……」
「もっとだろ……」
ロジェの静かな感嘆に対して、デリックは訂正を入れた。「それ」に見惚れる彼らの左右を、フェリーチェとミチビキが挟んでいる。
累卵楼第二層に立つ直弟子の寮には、巨鳥の写真が並べられた廊下が存在している。そこに今日から新たな写真が追加された。長らく欠けていた、「死を招く黒い鳥」ことフリッシュを写したものだ。
「も、もう一回最初から見よう……」
「そうだな……何回見てもいい……」
ロジェとデリックはそう呟くと、写真の列の左端に移動した。無言を貫くフェリーチェとミチビキも続く。
それらは序列順で並んでおり、左端は最下位であるナルコスカル、右端は翼正会頭領であるダイヤモンドクレールだ。
ロジェやデリックが、写真が収められたフレームに設けられたボタンを押していく。その額縁はデジタル画像を表示している電子フレームだ。ボタン操作により、それらは音声をともなう短い動画を再生する。
そして、それぞれのフレームの中の巨鳥たちは、カメラに向かって己の尻を突き出すポーズで統一されている。「巨鳥なら自分の尻に自信を持て」というクレールの意向によってだ。
『ボク……こんな事してる……ふへ……ふへへへへ……』
フレームの中のナルコスカルが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら上擦った笑い声を上げた。おそらく、羞恥心が限界に達したゆえの心理的な逃避だろう。
『……クレール様の命令ならば』
フレームの中のネクロクラウンが尾羽を上げ、紫色の毛並みに覆われた己の尻を左右に振りながらため息をついた。頸部を包む襟巻状の白い羽毛の上、灰色の肌が露出した大コンドルの顔が取り乱す様子を、直弟子は一度も見た事がない。
『こんなにケツを振ると屁が出るかもな! あっ! やっぱり!』
フレームの中のミリオンラブが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら予言した。直後にそれは現実となり、大クジャクの笑い声とともに汚らしい轟音が響き渡った。
『歌姫にはある程度の
フレームの中のゴールデンサウンドが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら微笑んだ。彼女の金色の毛並みは、陽光を受けて煌びやかに輝いている。
『俺の尻はタオタオに食べられる為にあるんだ! ああ! タオタオ! 俺の尻に齧りついておくれ!』
フレームの中のローゼンクレセントが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら高らかに宣言した。彼の嘴からは、妄想の産物であろう涎がしたたっている。
『お尻だけじゃなく、僕のフラミンゴらしい足や首の美しさを見てね』
フレームの中のミルキーアイスが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら自賛を口にした。その後、足に紐でくくりつけたカウベルを鳴らしながら、更に見せつけるかのようにそれを突き上げた。
『ガキンチョども、俺のケツはどうだ? 自分で言うのもなんだが、中々の美ケツだろ?』
フレームの中のアズールスピードが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら問うた。彼のそれは水鳥らしい丸みを帯びた純白に包まれている。
『私のノズルを撮影する事に意味はありますか……? クレールの命令とはいえ、疑問を感じます……』
フレームの中のアイゼンフォーゲルが水平尾翼の仰角を上げ、己の偏向ノズルを左右に振りながら訝しんだ。双発機であるフォーゲルの内部可変ジェットエンジンの二つのノズルは、その可動性ゆえに1メートルほどの間隔がある。
『なぜ俺までこのようなふざけた真似を……ふざけた遊びはふざけた奴がすればいいだろうが……』
フレームの中のミモザコートが尾羽を上げ、薄緑色の毛並みに包まれた己の尻を左右に振りながら愚痴を漏らした。キャリバーとともに累卵楼飛行教導に属する大ハヤブサの自尊心は、猛禽らしく高い。
『私の尻を見て、直弟子たち少年少女は喜ぶのか? 人であった頃の嗜好は随分忘れてしまったな』
フレームの中のプリズンロックが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら長い首を傾げた。形は見えていないが、彼が愛用する懐中時計の
『コノヨウナ機会ヲ与エテクダサッタ事ニ感謝シマス。コレガ「機械巨鳥」ノ臀部デス』
フレームの中のサタンズクローが尾を上げ、己の尻を左右に振りながら引き笑いを浮かべた。そこから伸びる細長く平たい鋼鉄の尾には、一門の誰にも明かしていない隠された機構が搭載されているのだろう。
『アハッ! やっぱり俺の尻が一番可愛いでしょう? アハッ!』
フレームの中のグアンダオストームが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら高笑いを上げた。ロジェは知らず、デリックは見知った事だが、ストームのそれに触れられるのはクレールだけだ。
『俺様の尻を見て元気が出たか? だったら貴様らのやるべき事に戻れよ!』
フレームの中のエターナルキャリバーが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら
『これが翼正会頭領の、完璧な美尻だ。俺の美尻をこうやって堪能できるのは、お前たち直弟子への俺からの師弟愛だ』
フレームの中のダイヤモンドクレールが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら直弟子たちへの愛を謳った。大ハクチョウの巨体に比例したクレールのそれは、ふくよかな愛らしさを振り撒いている。
「デリック……デリックは誰のお尻が一番だと思う……?」
「それは決めちゃいけないものだ……師匠たちのケツ全部すごくいい……」
「デリックの言う通りかも……師匠たちのお尻全部1000億点……」
「……………………」
何周目か分からない、右端のクレールへの到達ののち、ミチビキはそこから右に四つ前のフレームへと近づいた。その横にフェリーチェも並ぶ。
長らく隙間であったその場所に、今はフリッシュの写真が飾られている。ミチビキがフレームのボタンを押した。
『…………見るな』
フレームの中のフリッシュが尾羽を上げ、己の尻を左右に振りながら眼帯で隠れた横顔を逸らした。四枚羽を持つフリッシュの畳んだ下の両翼の風切羽で大部分が隠れているが、それでも微かにそれが見て取れる。
「いい気味です。どういう理由かは知りませんが、これで揺籃鳥師匠も『おちりフリフリお師匠さま』の仲間入りです」
ミチビキが噴き出すように小さく、そして微かに意地悪く笑った。フリッシュ、そしてプレアデスに対するミチビキの心象の悪さは、直弟子たちの間で周知だ。近頃はクレールと同様に、ミチビキはフリッシュを「揺籃鳥」という蔑称で呼ぶ。また、「おちりフリフリお師匠さま」という呼称は、かつてこの一連の写真を見たタオシャンが命名し、クレールが許したものだ。
「巨鳥になれば、俺たちもここに飾られる事になる」
ミチビキを見つめるフェリーチェに対して、ミチビキは断りを入れずにフェリーチェと手を繋いだ。そして、僅かに頬を紅潮させ、はにかみながら見つめ返して答えた。
「だったらその時は、僕はフェリーチェさんと一緒に撮られたいです。フェリーチェさんと一緒にお尻をフリフリしたいです」
フェリーチェは己の心情の代弁として、瞳を閉じて短くため息をついた。
****
「プレアデス。この先、第二層の寮に行く事があれば、あのフレームを盗め。そして破壊しろ」
「あ、お師様ごめんねえ。クローお師様とお取引して、データをもらっちゃったあ。そもそも、もらったデータはコピーだから、オリジナルはクローお師様が持ってるしい」
「……お前はクローに何を出した?」
「お師様が言ってた、『お師様が人だった頃に、手がない先生や翼聖様やフォーゲルお師様の代わりにトランプ遊びをしてあげて、人だった頃のクレールお師様が10連敗して大泣きした事』を教えたよお」
「……お前の行動は不問にする。だが、コピーは消せ」
「お師様はそれに何を出すのお?」
「…………」
「そんな怖い顔しないでよお。今すぐ消すよお」
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