第11話 僕とジャングルジム
これはまだ僕が幼稚園児だったころの話。
4、5才の頃の僕はそれはそれはクレヨンしんちゃんの良く影響を存分に受けており
お尻を出すのは日常茶飯事でその状態で女の子に可愛いねと言いまくる、絵面だけ見たらただの変態、そんな親が見せたくないアニメランキングに入っているのも納得の影響を受けていた園児時代に起きたハプニング。
ジャングルジム、それは人気の遊具の一つでもある
そもそも名前からしてジャングル、もうワクワクする登れるし入れるししかも登り切ると園で1番高い気色を見れるという最高の遊具、この日僕は他のみんなが鬼ごっこやサッカーに夢中な中で1人ジャングルジムで遊んでいた。
S字に登ってみたり、グルグル回って降りてみたり、
一通り遊んだ後に僕はてっぺんからみんなを見下ろしていた。
園で一番高いとこにいる僕
最高の優越感・・・!!
そんないい気持ちになっている僕はジャングルジムの上で股を広げてることに気がつく
今でこそそんな大きくない園内の遊具だが当時の小さい身体からしたらなかなかの大きさのジャングルジム。股を広げないとちょうど僕はスポット収まる大きさのため1番高い位置で立つには股を広げるしかなかった。
スポット収まるかぁ
これ気をつけの状態になったら下まで一直線にいけるんじゃないか??
僕はそう思い下に目をやると好奇心がメラメラ燃えてきた
けどこれ失敗したらちゃんと怪我するのでは??
ジャングルジムはもちろん鉄、転んで頭をぶつけた子はでかいコブを作っていた
怖い
けど
それが楽しい
当時から少し様子がおかしいスリル渇望症の僕はきっと目がキマっていたと思う
そしてこういう時に限って止める人間はいない
少しの恐怖心を沈め僕は
気をつけの体制をとった
そして
エッオー
僕の両中指と薬指は思いっきりジャングルジムにぶつかった
想像通りストンと行くためには誤差数センチで行く必要があった、しかしそんなことを考える頭が当時の僕にあるはずもなく、ゲームのように吸い込まれるようにいくと思っていた。
結果は吸い込まれる筈もなく、僕は1本目を通過する前に指を強打した
そしてこのジャングルジムは下まで5本ある
1本目で強打した僕は当然2本目からも
ガンッ!
ガンッ!!
ガンッ!!!!
ガンッ!!!!!
綺麗に全てをぶつけた
「ウ、ウ、ウォォォォォォォォ!!!!!」
中指と薬指を強打し肩や肘、頭も打った僕はジャングルジムの真下で気をつけしたまま痛みで泣くことしか出来なかった
急な絶叫で気がつく園児と先生たち
いつもケツを出してるエセしんちゃんがジャングルで気をつけをしてギャン泣きしているという摩訶不思議な状態、先生たちはとりあえずダッシュでジャングルジムに向かう
ここですぐ救出出来ればよかったのだが
ここのジャングルジムは真ん中が1番高くなっていた、1番高いところからみんなを見ていたということは当然ジャングルジムの中心にいた、ジャングルジムの端から端は大人でもぐるっと回らないといけないくらいデカく端から真ん中でも手は届かない
さらに園児からはデカいこのジャングルジムも先生達からしたら中に入ることは出来ない
そして僕はというと生まれて初めての4本の指を同時突き指という痛みで動けない
集まる先生と真ん中で固まる僕
エッオー
僕は完全に見せ物になっていた・・・
最終的には同じクラスの園児たちに救出され泣き止み治療をうけ、先生にバチギレされてまたギャン泣きするという最悪な1日になった
こうして僕は今でもジャングルジムで遊んでいる子どもたちを見るとあの子たちも気をつけするのかなって少しそわそわするようになりました。
僕は365日ハプニングスター 兎波志朗 @NAMIUSAGI
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